「新製品を軸に積極的な営業展開を図る」 東日本日立ツール会

日立ツール(社長=田中啓一氏)は5月14日、ホテル日航東京で東日本の特約店・代理店を対象とした「東日本日立ツール会」を開催した。

田中社長があいさつ並びに業績報告を行った。この中で田中社長は、「市況は自動車関連が国内外とも堅調に推移した。また、エレクトロニクス関連においてもスマートフォン等の効果から増加傾向となった。弊社においては2015年度中期に掲げている航空、エネルギー関連で“ミーリング工具”、金型関連では“高硬度鋼工具”シリーズや“αボールプレシジョン強ねじれ刃形インサート”などの新商品を軸に積極的な営業展開を図った」と説明した。同社はこれらの効果により、売上高は159億4800万円(前年度比10.6%増)、経常利益は27億3200万(同64.6%増)となった。

説明をする田中社長
説明をする田中社長
田中社長は2015年度中期計画の骨子を説明した。それによると、①グローバル市場においてニッチトップ戦略を展開(金型・難削加工分野)、②新製品の開発の加速及び生産技術の強化(素材・形状を再強化)、③営業の強化・売り方の変革(エンドユーザー重視の仕組みの構築と実行、海外拡販を睨んだ人材配置、ソリューション営業)を掲げた。

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