5月分工作機械受注総額は1205.0億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた5月分の受注実績は以下の通り。
2014年月5月分工作機械受注総額は、1205.0億円(前月比△1.1%・前年同月比+24.1%)となった。受注総額は、9カ月連続の1000億円超。5月は内需の増加に加え、外需も引き続き高水準を維持し、3カ月連続の1200億円超。
内需は前月比で2カ月ぶりの増加となり、受注額も2カ月ぶりの350億円超。前年同月比も11カ月連続増加と堅調な動き。外需は、引き続き、中国で電気・精密向けの大型スポット受注があり、外需総額は3カ月連続の800億円超と高水準の受注が継続。
今後は内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、中国の電気・精密向けスポット受注の動向も注視。
【5月分内需】
367.3億円(前月比+5.4% 前年同月比+25.9%)。
■内需総額
・前月比2カ月ぶり減少、前年同月比11カ月連続増加。
・2カ月ぶりの350億円超。
・国内は、足元堅調に推移しており、各種政策効果の発展に期待。
① 一般機械 139.1億円(前月比△3.1% 前年同月比+7.8%)
うち金型 21.5億円(前月比+46.0% 前年同月比+1.8%)
② 自動車 138.4億円(前月比△16.3% 前年同月比+72.9%)
うち部品 85.4億円(前月比△7.4% 前年同月比+84.1%)
③ 電気・精密 31.8億円(前月比△4.7% 前年同月比+22.0%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 10.6億円(前月比△7.3% 前年同月比△12.4%)
【5月分外需】
837.7億円(前月比△3.7% 前年同月比+23.3%)。
■外需総額
・前月比は2カ月連続減少。前年同月比は7カ月連続増加。
・過去4番目の高水準で、3カ月連続の800億円超。
・堅調な欧州、北米市場にアジアのスポット受注が加わり、高水準の受注が継続。
① アジア:444.3億円(前月比△1.9% 前年同月比+47.6%)
・東アジア:390.7億円(前月比+1.8% 前年同月比+85.4%)
〈中国〉:334.2億円(前月比+2.3% 前年同月比+105.2%)
・その他アジア:53.6億円(前月比△22.7% 前年同月比△40.6%)
〈タ イ〉:18.2億円(前月比△23.5% 前年同月比△36.0%)
〈インド〉:14.5億円(前月比+8.0% 前年同月比△40.8%)
② 欧州:165.5億円(前月比△1.7% 前年同月比+40.1%)
〈ドイツ〉:38.2億円(前月比△28.3% 前年同月比△1.4%)
③ 北米:207.4億円(前月比△10.6% 前年同月比△16.0%)
〈アメリカ〉:192.0億円(前月比△9.3% 前年同月比△2.3%)