平成22年(暦年)産業機械受注状況および輸出契約状況

平成22年の産業機械受注総額は、前年比115.0%の4兆7731億円となり、2年ぶりに前年を上回った。内需は、前年比103.2%の2兆9601億円となり、2年ぶりに前年を上回った。外需は、前年比141.3%の1兆8129億円となり、3年ぶりに前年を上回った。

1.需要部門別受注状況
(1)内需
【製造業】
鉄鋼、情報通信機械、自動車向けの増加により、前年比109.9%の9657億円となり、2年ぶりに前年を上回った。
【非製造業】
電力、その他非製造業向けの減少により、前年比96.5%の1兆1305億円となり、2年連続で前年を下回った。
【民需計】
製造業と非製造業を加算した民需の合計は、前年比102.2%の2兆963億円となり、2年ぶりに前年を上回った。
【官公需】
防衛省、地方公務の増加により、前年比105.6%の5971億円となり、3年ぶりに前年を上回った。
【代理店】
前年比105.8%の2666億円となり5年ぶりに前年を上回った。

なお、内需で増加した機種は、鉱山機械(103.5%)、化学機械(冷凍含)(103.8%)、プラスチック加工機械(232.9%)、圧縮機(138.4%)、送風機(108.8%)、運搬機械(123.0%)、変速機(125.6%)、金属加工機械(152.4%)の8機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(96.2%)、タンク(37.9%)、ポンプ(99.2%)、その他機械(95.8%)の4機種である。(括弧は前年比)。

(2)外需
アジア、南アメリカ、オセアニア、ロシア・東欧向けが増加したことにより、前年比141.3%の1兆8129億円となった。

なお、外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(126.2%)、化学機械(冷凍含)(134.7%)、タンク(293.2%)、プラスチック加工機械(186.7%)、圧縮機(121.4%)、送風機(206.6%)、運搬機械(218.8%)、変速機(141.8%)、金属加工機械(377.2%)、その他機械(140.4%)の10機種であり、減少した機種は鉱山機械(90.0%)、ポンプ(95.9%)の2機種である。(括弧は前年比)。

●平成22年(暦年)産業機械輸出契約状況

1.概要
平成22年の主要約70社の産業機械輸出は、アジア、南アメリカ、オセアニア、ロシア・東欧が増加したことにより、前年比141.0%の1兆6945億円となった。単体機械は、アジア、ロシア・東欧が増加したことにより、前年比107.9%の1兆2168億円となった。
プラントは中東以外の地域が増加したことから、前年比648.2%の4776億円となった。

2.機種別の動向
(1)単体機械

【ボイラ・原動機】
アジア向けの増加により前年比113.4%となった。
【鉱山機械】
アジア向けの減少により前年比91.6%となった。
【化学機械】
中東、アフリカ、オセアニア向けの減少により前年比42.2%となった。
【プラスチック加工機械】
全ての地域が増加したことにより前年比176.6%となった。
【風水力機械】
アジア向けの増加により前年比110.0%となった。
【運搬機械】
アジア、北アメリカ向けの増加により前年比220.2%となった。
【変速機】
アジア、ヨーロッパ向けの増加により前年比141.5%となった。
【金属加工機械】
アジア、中東向けの増加により前年比272.4%となった。
【冷凍機械】
全ての地域が藏kじゃしたことにより前年比123.1%となった。

(2)プラント

発電、化学・石化、製鉄非鉄等、全てのプラントが増加したことから前年比れ648.2%となった。

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