日立ツールが金型三次元形状部の仕上げ精度向上のための『アルファ ボールプレシジョンF ABPF形』に新材種“PN15M”と“刃径φ6”を追加発売

日立ツールがこのほど『アルファボールプレシジョンF ABPF形 用強ねじれインサート』に新材種“PN15M”と小径サイズ“φ6”の追加発売をした(φ6は、11月20日発売)。

刃先交換式の『アルファ ボールプレシジョンF ABPF形』は、金型の仕上げ加工用途向けに販売をしており、また、先般発売した、強ねじれ刃形インサート のSTタイプ、SCタイプ、SFタイプは、金型の三次元形状部の仕上げ精度の向上と長寿命化が図れるため、加工現場から高い評価を得ているのを受け、今回、強ねじれ刃形 STタイプに新材種PN15Mを追加発売するに至った。また、小径サイズφ6を追加発売し、材種はSCタイプ(PN08M)、STタイプ(ATH80D、PN15M)となる。既に発売済みの強ねじれ刃形インサートと合わせると、プレス金型、プラスチック金型、高硬度材分野などの広い範囲の仕上げ加工に対応可能となる。

商品の特長

(1)強ねじれ刃形
・切削抵抗低減によって、工具の振動を抑えることができ、仕上げ面性状・仕上げ精度が向上する。
・切削時の衝撃緩和により工具寿命が向上する。
・ネガ刃型を採用したSTタイプにおいても、強ねじれ刃形で低抵抗を実現した(当社従来品に対し50%削減)。
・小径サイズφ6においても、強ねじれ刃形でソリッドエンドミルに近い性能を発揮する。

(2)新コーテイングインサート PN15M
・耐欠損性の高い超微粒子超硬合金素材と、AlCrSi系のマルチレイヤー構造で、密着強度、被膜硬度、耐熱性、耐溶着性を高めたPNコーテイングの組み合わせにより、工具突出しの長い加工(L/D:5以上)や、削り代が不均一な加工に対して性能を発揮する。なお、被削材については、FC/FCD、炭素鋼~高硬度材(55HRC以下)に対応可能である。


加工適用範囲

●用途
プラスチック金型(炭素鋼、プリハードン鋼)、高硬度材の仕上げ加工。

●価格
インサート
・材種:PN15M
・サイズ:ZDFG06N-ST(φ6)~ZDFG300-ST(φ30)
・小径サイズφ6:ZDFG06N-SC(PN08M)、ZDFG06N-ST(ATH80D)
・価格:\ 4,320 ~ \ 10,595 (消費税込み)

商品仕様表

moldino_banner

 

 

intermole2024_大阪