“Xクラス”に高精度・高効率複合加工機 “NTX1000”が登場
森精機製作所は、このたび「Xクラス」を発表した。今回、複合加工機モデル「NTX1000」の受注を2010年9月14日から開始した。
「NTX1000」は、複雑形状の高精度加工や高能率加工が求められる医療機器や計測器などの小型精密部品加工に最適な複合加工機。①独自技術、②高い操作性、③省スペース、④熱変位対策、⑤MAPPSⅣ+ESPRIT、⑥豊富なバリエーション――など多くのニーズに幅広く応える。
【特長】
①独自技術
機械構造には当社独自技術の“DDM(ダイレクト・ドライブ方式モータ)”、“ORC(オクタゴナルラム)”、“BMT(ビルトインモータ・タレット)”を採用、小型精密部品の高精度な完品加工を実現。
②高い操作性
機械カバーは丸みを持たせたXクラス共通デザインを採用、またキーボードに傾斜を設けることで、操作性の向上を図っている。
③省スペース
設置面積が当社従来機比で約40%削減。単位面積あたりの生産性が飛躍的に向上した。
④熱変位対策
第1主軸にはゼロ芯主軸構造を採用、主軸台正面形状をX軸方向、Y軸方向共に対称形にすることで、熱による主軸中心の変位を防ぐ。またORC(オクタゴナルラム)は対角線上にある摺動面が発熱に対して対称に変位するため、互いの変位量を相殺します。これにより可動体の中心を一定に保つことができ、高速高精度加工を可能にした。
⑤MAPPSⅣ+ESPRIT
操作パネルには新型高性能オペレーティングシステム「MAPPSⅣ」を搭載。自動プラミングソフトウェア(標準)とCAMソフトウェア「ESPRIT」(標準)により、難易度の高い加工プログラムにも、お客様の使用環境にあわせた対応が可能。さらに3次元干渉チェック機能(標準)により主軸、ワーク、生爪、工具、ホルダ、刃物台などの干渉を3次元でチェック。自動・手動の運転モードで干渉を検出した場合、機械を停止させることで、世界最高レベルの安全性を実現した。
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