フランスから「水素化マグネシウムを利用した固体水素貯蔵技術」がやってきた!

同社は、水素化マグネシウムを使った革新的な固体水素貯蔵技術を産業化、商業化することを目的に2008年に創立された。この技術は特に水素の商業利用、再生可能エネルギー市場に向けて開発されたもので特許の権利を所有しているが、これらは仏国立科学研究センター(CNRS)とフランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)がジョセフ・フーリエ大学との提携により培われた8年間の研究成果であるとしている。
システムの特長は、水素は水素化マグネシウムの形で貯蔵され、圧縮する必要がなく、その結果、安全で完全なリサイクル化が可能な水素貯蔵ソリューションとして高いエネルギー効率を得ていることである。
「昨年の国際水素・燃料電池展示展で岩谷さんと初めてお会いしました。そしてその1年後の今に契約の運びに至ったのです」と話すのは同社の最高経営責任者(CEO)のパスカル・モーベルジェ(Pascal MAUBERGER)氏。