三菱マテリアルが低抵抗両面インサート式汎用正面フライス「WSX445」を発売
三菱マテリアル 加工事業カンパニ-(カンパニ-プレジデント:増田照彦氏)は、このほど低抵抗両面インサート式汎用正面フライス「WSX445」の販売を開始した。
低抵抗両面インサート式汎用正面フライス「WSX445」は、3D形状インサートの生産技術が向上しネガティブインサートによる正面フライスが市場浸透している中、ポジティブインサートとネガティブインサートの特長を融合させ、両面(4コーナ×2)使用できる経済性と従来成し得なかった低抵抗を実現させた正面フライス。
低抵抗両面インサート式汎用正面フライス「WSX445」の主な特長は、以下の通り。
①独自開発「両面Z形状」ネガティブインサートにより、低抵抗を実現し切れ味やびびり振動を抑制。
②切りくずはつるまき状に排出されるように設計され、切りくずの噛み込やカッタボディへの擦過を防止。
③円錐型をした着座は、飛散防止(A.F.I)機能と共にインサートの着座面積を確保しながら万が一の突発欠損時でも着座損傷やカッタボディへの擦過損傷を抑制。
刃先交換式ドリル「MVX形」に太径サイズを追加
同社では、他にも刃先交換式ドリル「MVX形」に太径サイズをこのほど追加した。
この商品は、次世代穴加工用製品として2012年11月に発売した刃先交換式「MVX形」。発売開始以降、最大の製品特長である完全4コ-ナ仕様により良好な経済性、外刃内刃の最適配置と材種設定によって良好な切削性と長寿命を実現した商品。
表面硬度を高めると共に最適設計されたホルダにより高剛性を確保し、L/D=6の加工を実現し、多くのユーザーより好評を博していたことを受け、このほどドリル径33.5mmから60mmまでの太径サイズを追加発売する事となった。
刃先交換式ドリル「MVX形」の主な特長は、以下の通り。
①完全4コーナ仕様のインサートにより経済的。
②外刃と内刃の特性にあった材種の選択により長寿命を実現。
③外周切れ刃にはワイパー刃を設け、良好な壁面精度を実現。