アマダがEuroBLECH 2014(ドイツ)でMM賞を受賞

アマダが10 月21 日(火)から25 日(土)までドイツ・ハノーバー市で開催された「EuroBLECH 2014 (第23 回国際板金加工見本市)」において、MM賞を受賞した。
今回受賞したマシンは、新商品のファイバーレーザマシン「ENSIS-3015AJ」。

MM賞はドイツで最も権威のある機械業界誌『Maschinen Markt(MM)』が先進性や革新的な製品に対して表彰するもので、毎回世界40 カ国以上から1,500 社を超える企業が参加するEuroBLECHの出展製品のなかから審査・選出される。

今回は18 社が受賞した。
「ENSIS-3015AJ」 は、これまで4kW発振器が必要だった厚板切断を2kW発振器で行うための高品質なビーム光を実現すると同時に、独自のビーム可変ユニットにより様々な厚さの材料の切断を可能にしたマシン。従来の4kW ファイバーレーザマシンでは、切断する材料の厚さに合わせてビームの形状を変更させるため、集光レンズを交換する作業が必要だったが、「ENSIS-3015AJ」では自動的にビーム形状の変更が可能となり、レンズ交換を必要としないフルレンジでの連続自動運転が可能となった。

受賞したENSIS-3015AJ
受賞したENSIS-3015AJ
さらに、搭載された発振器本体もバージョンアップしている。高出力・高品質なレーザ光を実現するとともに、約50%のサイズダウンに成功した。これによりマシン本体にモジュールとして発振器をビルトイン化し搭載することが可能になり、面積生産性を大幅に向上する。

ENSIS3015AJ の特長
1. 板金加工に特化した高いビーム品質を実現。
2. 加工領域拡大(2kWで軟鋼厚板まで加工が可能)。
3. レンズ交換なしでフルレンジの切断が可能(薄板~厚板までの連続自動運転を実現)。
4. 省エネ効果によるエネルギー効率の向上。
5. 新型NC(AMNC 3i)採用により、操作性を大幅に向上。

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