タンガロイが転削加工用PVD材種「AH3135」を拡充
タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、転削加工用PVD材種「AH3135」を拡充し、このほど発売を開始した。
転削加工用PVD材種『AH3135』は、鋼・ステンレス鋼・チタン合金など様々な被削材に対応可能な材種である。すでに発売しているTungTri・DoPentに加え、新たにDoOcto・DoQuadおよびTungMillで拡充する。
「AH3135」は、工具の異常損傷が発生しやすい状況において、安定した長寿命加工を実現する。新被膜には特殊積層構造を採用し、加工中の衝撃による刃先チッピング損傷および欠損を抑制する。耐熱衝撃性に優れる高靱性母材の採用により、湿式加工などで発生するサーマルクラック損傷を抑制し、安定加工が可能である。
「AH3135」と高能率・高経済性のカッタを組み合わせることにより、あらゆる加工における信頼性が飛躍的に改善し、生産性向上に大きく貢献する。
主な特長は以下の通り。
●あらゆる被削材(鋼・ステンレス鋼・チタン合金)に対応可能。
●特殊積層構造により、優れた耐チッピング性と耐欠損性を実現。
●高靱性母材を採用し、優れた耐サーマルクラック性を実現。
●異常損傷を抑制し、安定した長寿命加工を実現。
主な形番と標準価格
●インサート:
・ONMU0705ANPN-MJAH3135 1,700円(税込み1,836円)
・ONMU0705ANPN-MLAH3135 1,700円(税込み1,836円)
・SNMU1706ANPR-MJAH3135 2,000円(税込み2,160円)
・SNMU1706ANTR-MLAH3135 2,000円(税込み2,160円)
・SWMT13T3AFPR-MJAH3135 960円(税込み1,037円)
・SWMT13T3AFPR-MSAH3135 960円(税込み1,037円)
全アイテム:6形番