アマダがインドにバンガロールテクニカルセンターをオープン ~新社屋とテクニカルセンターで提案力・営業体制強化を狙う~
アマダがこのほど、インドの現地法人AMADA (INDIA) PVT. LTD. (以下アマダインド)の社屋ならびにテクニカルセンターをインド南部のバンガロールに新たに竣工し、オープンした。
オープン当日には、在インド日本国大使館 八木毅大使ならびにインド全土から顧客を招待した式典を行った。テクニカルセンターは、同社が世界各地において展開しているビジネスモデルであり、最新のマシンやソフトウエア、金型等を実際に使用し、ユーザーの課題を解決するソリューション提案を積極的に行っていく拠点である。バンガロールテクニカルセンターは、テクニカルセンター機能に加えてボケーショナルセンター機能も有し、ユーザーにマシンとソフトウエアの操作や加工技術を習得する場となる。
■AMADA (INDIA) PVT. LTD. 概要
資本金 : 87,210 千ルピー(2013.12.31 現在)
従業員 : 140 名(2013.12.31 現在)
売上高 : 547,306 千ルピー(2013.1.1~12.31)
敷地面積 : 32,374 ㎡
社屋延べ床面積 : 6,117 ㎡
投資額 : 1,309,800 千ルピー
主要展示設備 : テクニカルセンター 1,800 ㎡
■テクニカルセンター展示マシン
1.グローバルスタンダードファイバーレーザマシン LCG-3015AJ
2.グローバルスタンダードCO2レーザマシン LCG-3015
3.平板&パイプ・形鋼両用のオールラウンドレーザマシン FO-MⅡ RI 3015
4.ACサーボ・シングルドライブNCT AE-2510NT+MP2512C1
5.ハイブリッド・ドライブシステム搭載 高精度ベンディングマシン HDS-1303NT
6.ベンディングマシン HS-2204
7.ベンディングマシン ES-3613
8.ベンディングマシン RG-M2 1003
9.テーブル式インバータースポット溶接機 TSⅢ-NT
■ボケーショナルセンターマシン
1.フライングオプティクスレーザマシン FO-MⅡ 3015NT
2.ACサーボ・シングルドライブNCT AE-255NT
3.ハイブリッド・ドライブシステム搭載 高精度ベンディングマシン HDS-8025NT
オープン初日のテープカット
アマダとインドとの繋がり
アマダとインドの顧客との繋がりは、1984 年に「LARSEN & TOUBRO社」と「BLUE STAR 社」それぞれに、当時の最新鋭パンチングマシン VELAII を導入した事にさかのぼる。また同社は早くからインドの成長性に注目し、1996 年にインド事業を正式に開始している。1996 年にチェンナイにソフト開発拠点としてアマダソフトインド社を設立。現在は同社のソフト・ソリューションの中核を担い、ソフト商品の約80%をインドで開発している。2000 年4月には、100%出資現地法人として、直販・直サービス体制のアマダインド社をムンバイに設立した。現在では、今回新たに設立したバンガロールテクニカルセンターの他に、インド全国に8カ所のサービスセンターを展開しており、アマダインド社140 名、アマダソフトインド社100 名、アマダミヤチインド社10 名の総勢250 名の体制で、成長著しいインドビジネスに取り組んでいる。
また2008 年にはインド工科大学マドラス校に、2012 年にはインド情報工科大学ジャバルプール校に数値制御レーザ、パンチングマシン、ベンディングマシン、ソフトウエア一式を、将来期待されているインドの若者達へ教材として提供している。
アマダインドでは、今回の機能強化によりさらにきめ細やかな提案営業が可能となった。
ニーズに対応した最新のトータルソリューションを提供することにより、ユーザーのモノづくり、ひいてはインド製造業のさらなる発展に貢献していくとしている。