ユキワ精工がφ4以下の小径把握用コレットホルダ「スマートチャック」を発売

ユキワ精工(社長=酒巻和男氏)が、このほどツーリングシステム”φ4以下の小径把握用コレットホルダ”スマートチャックを発売した。

ツーリングシステムは、切削工具と機械主軸をつなぐアダプターの役割を果たし、機械加工における精度を引き出すために重要な役割を果たす。近年では、部品の小型化、集約化により部品加工する工作機械が年々小型化しており、5軸加工などではワークとの干渉を避けるため、ツーリングにはスリム設計が要求されている。

同社は開発の背景について、「ユーザー様の中には、ワークへの接近性を求めつつ、高精度加工に取り組まれる方が多く、こういったニーズを受け、“φ4mm以下の小径把握ホルダ”スマートチャックを開発するに至った」とコメントしている。

φ4以下の小径把握用コレットホルダ スマートチャックの特長

ストレートシャンク使用例
ストレートシャンク使用例
1.高接近性。
ロックナット外径がφ12と小さく、ワークや治具への接近性が良好。

2.工具の刃持ちが良くなる。
スーパーG1チャックと同様に総合芯振れ精度5μm保証しているので、加工時の工具への負担が大幅に軽減し、工具寿命が延びる。

3.工具が抜けない。
コレットは1/10テーパとダブルテーパ方式を採用することにより高把握力を実現している。一般的な16°テーパコレットに対し1.5倍~2倍の把握力がある。

4.豊富なラインナップ。
シャンク形状は15T、S20T、BBT30、HSK-E25、HSK-E32、ストレートシャンクの計6種類。様々な機械で使用できる。

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