11月分工作機械受注総額は1,390.5億円 日工会

日本工作機械工業会がまとめた11月分の受注実績は以下の通り。
2014年月11月分工作機械受注総額は、1,390.5億円(前月比+4.0%・前年同月比+36.6%)となった。受注総額は、3カ月連続の1,300億円超。1,000億円超は15カ月連続。内外需とも堅調な動きが継続し、リーマンショック以降の最高額を記録。

内需は6カ月連続の400億円超。政策効果に加え、JIMTOFの点字化以降かもあって前月から増加。14年9月に次ぐ本年2番目の高水準の受注。外需は前月比6カ月連続増加で、6カ月連続の800億円超。過去2番目の高水準。アジアのスポット受注が継続。北米も堅調持続。今月は欧州でも増加。今後も内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、国内景気やアジアの電気・精密向けスポット受注の動向を注視。

11月分内需

490.6億円(前月比+9.2% 前年同月比+17.9%)。

・前月比2カ月ぶり増加、前年同月比17カ月連続増加。
・JIMTOFによる押し上げ効果もあり、6カ月連続の400億円超で本年2番目の高水準。
・政策効果が継続し、中小企業でも設備投資に前向き。

① 一般機械  197.8億円(前月比+2.9% 前年同月比+15.4%)
  うち金型   27.5億円(前月比△0.6% 前年同月比△1.8%)

② 自動車   159.4億円(前月比+14.3% 前年同月比+17.4%)
  うち部品   106.1億円(前月比△3.9% 前年同月比+5.8%)

③ 電気・精密 38.3億円(前月比△8.5% 前年同月比+23.1%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 31.8億円(前月比+94.5% 前年同月比+21.3%) 

11月分外需

899.9億円(前月比+1.4% 前年同月比+49.6%)。

・前月比は6カ月連続増加、前年同月比は13カ月連続増加。
・9カ月連続の800億円超。本年3月(904億円)に次ぐ、過去2番目の高水準。
・北米が減少したが、その他アジアでスポット受注が拡大。欧州も増加。

・アジア:462.7億円(前月比+2.5% 前年同月比+98.4%)
・東アジア:245.0億円(前月比△4.6% 前年同月比+50.3%)
〈中国〉:178.1億円(前月比+1.2% 前年同月比+43.1%)
・その他アジア:217.7億円(前月比+11.8% 前年同月比+210.4%)
〈タ イ〉25.8億円(前月比△24.9% 前年同月比△1.3%)
〈その他〉:165.4億円(前月比+18.4% 前年同月比110.0倍)

① 欧州:176.7億円(前月比+21.1% 前年同月比+31.2%)
〈ドイツ〉:52.2億円(前月比+25.9% 前年同月比+14.4%)

② 北米:249.1億円(前月比△7.3% 前年同月比+10.9%)
〈アメリカ〉:213.2億円(前月比△5.8% 前年同月比+13.5%)

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