ゼネテックがヤマザキマザック社製工作機械ユーザーを対象とした2 製品を新たに販売

ゼネテック(社長=上野憲二氏)は、新たにパソコン上でヤマザキマザック社製工作機械の対話プログラム作成・編集・通信をはじめとしたオフラインソリューションを提供する「CamLink」(開発元:米国・Griffo BrothersInc.社)および、Mastercam で作成した加工データをマザトロール言語に変換・出力する「Mastercam to MAZATROL」(開発元:ドイツ・Camaix GmbH 社)の2 製品を、1 月15 日より販売する。ゼネテックは、3 次元CAD/CAM システム「Mastercam」、産業用ロボットオフラインティーチングシステム「Robotmaster」等の販売に加え、マザックユーザー向けにこれらの2 つの新たなソリューションを提供することで、国内の製造現場における、より幅広い顧客ニーズに対応していく。

●「CamLink」の特長
ヤマザキマザック社製工作機械に搭載されているCNC 装置「MAZATROL」の環境をそのままパソコン上で表現し、操作盤を直接操作することなく、パソコン上で対話プログラムの作成や編集、データ通信が行える。DXF データや3 次元CAD「SOLIDWORKS」のデータを元にしたプログラム作成(※別途SOLIDWORKS が必要)にも対応しているため、2D/3D のCAD データを生かした効率的なプログラム作成も可能。さらに、本製品は世代ごとに形式が異なるマザトロール言語の相互変換機能を有している。特に、これまでは対応が難しかった、新世代から旧世代への言語変換が可能となることで、作成したプログラムの相互運用を実現するため、様々な世代のMAZATROL を使用するユーザーにとって作業の大幅な効率化・生産性の向上が見込める。

価格は、基本モジュールが30 万円~。2D/3D のCAD データの活用向けや、新旧言語の変換機能など、事業環境や規模に合わせたモジュールを組み合わせて購入することが可能である。

●「Mastercam to MAZATROL」の特長
Mastercam で作成したツールパス(工具軌跡)情報をマザトロール言語に変換・出力するポストプロセッサ。これにより、EIA/ISO オプションを搭載していない機械を所有している場合でも、Mastercam を利用した迅速で効率的な加工プログラムの作成が可能になる。また、対話形式でのプログラム作成に慣れ親しんでおり、G コードの運用に少々抵抗があるというユーザーにも有効。加工ニーズの複雑化・多様化により、CAD/CAM を使用した加工データ作成の意識はますます高まっているが、同社では本製品とMastercam の提案により、マザックユーザーにおけるCAD/CAM 活用を強力に支援していくとしている。

価格は3 軸加工用のシステム「3ax」が36 万円。そのほか、5 軸加工や旋盤加工用プランにも対応している。

両製品の併用により、Mastercam で作成した加工データのマザトロール言語への変換・出力から編集・通信までが可能となる。なお、両製品ともに、マシニング系、旋盤系、複合加工機系の各制御機に対応している。

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