12月分工作機械受注総額は1,442.5 億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた12月分の受注実績は以下の通り。
2014年月12月分工作機械受注総額は、1,442.5億円(前月比+3.7%・前年同月比+33.9%)となった。受注総額は、6年9カ月ぶりの1,400億円超え。07年9月(1,420.0億円)を上回り過去最高額。1,000億円超えは16カ月連続。
内需は7カ月連続の400億円超。前月比では減少したが、本年3番目の高水準。各種政策効果や展示会効果が継続し、堅調持続。外需は前月比7カ月連続増加で、14年3月(904.2億円)を超え過去最高額。スポット受注が続くアジア、堅調な北米で増加。
今後も内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、国内景気やアジアの電気・精密向けスポット受注の動向を注視。
12月分内需
481.5億円(前月比△1.9% 前年同月比+31.1%)。
・前月比2カ月ぶり減少、前年同月比18カ月連続増加。
・7カ月連続の400億円超で本年3番目の高水準。
・展示会効果、政策効果が継続し、中小企業でも設備投資に前向き。
① 一般機械 175.4億円(前月比△11.3% 前年同月比+17.4%)
うち金型 19.8億円(前月比△28.1% 前年同月比△15.6%)
② 自動車 172.7億円(前月比+8.3% 前年同月比+48.8%)
うち部品 123.4億円(前月比+16.4% 前年同月比+51.1%)
③ 電気・精密 45.8億円(前月比+19.4% 前年同月比+42.1%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 23.8億円(前月比△25.2% 前年同月比+40.1%)
12月分外需
961.0億円(前月比+6.8% 前年同月比+35.3%)。
・前月比は7カ月連続増加、前年同月比は14カ月連続増加。
・本年3月(904億円)以来9カ月ぶりの900億円超えで,過去最高額を記録。
・欧州はほぼ横ばいながら、アジア・北米でポット受注が寄与し増加。
・アジア:492.5億円(前月比+6.4% 前年同月比+52.9%)
・東アジア:259.8億円(前月比+6.0% 前年同月比+4.1%)
〈中国〉:206.2億円(前月比+15.8% 前年同月比△0.3%)
・その他アジア:232.7億円(前月比+6.9% 前年同月比+219.9%)
〈タ イ〉15.8億円(前月比△38.6% 前年同月比△53.1%)
〈その他〉:183.8億円(前月比+11.1% 前年同月比12.4倍)
① 欧州:175.5億円(前月比△0.7% 前年同月比+20.8%)
〈ドイツ〉:45.5億円(前月比△12.8% 前年同月比+9.3%)
② 北米:278.0億円(前月比+11.6% 前年同月比+23.7%)
〈アメリカ〉:239.9億円(前月比+12.5% 前年同月比+21.2%)
■2014年受注累計
受注総額は、1兆5094.0億円(前年比+35.1%)となった。
・内需:4,963.9億円(前年比+23.8%)
・外需:1兆130.1億円(同+41.4%)*外需比率67.1%