アマダが日本鍛圧機械工業会主催「MF技術大賞」を受賞 ~「サーボプレスとインデックス装置によるキャリアカバー加工」~

アマダ(社長=岡本満夫氏)は、このほど、日本鍛圧機械工業会が主催する「MF技術大賞2014-2015」において、アイシン・エィ・ダブリュと共同で『MF技術大賞』を受賞した。

受賞製品は「サーボプレスとインデックス装置によるキャリアカバー加工」で、アマダのMF技術大賞の受賞は、2010-2011年、2012-2013年に続いて3回連続となった。MF技術大賞は、鍛圧機械を使った鍛圧塑性加工技術の実力を高め、Metal Forming(MF)に不可欠な鍛圧機械、製品加工、金型、システム、素材、組立、研究の7要素を組み合わせた「ものづくり総合力」を顕彰し、鍛圧塑性加工技術の発展に寄与することを目指した賞。特に鍛圧機械の良さを最終製品の良さで証明するため、鍛圧機械メーカーと加工メーカーの連合体で表彰される。今回はMF技術大賞が3製品、新設されたMF技術優秀賞が6製品受賞している。

今回の受賞製品「サーボプレスとインデックス装置によるキャリアカバー加工」は、アマダのデジタル電動サーボプレスSDE/SDEWシリーズと、そのデジタル電動サーボプレス独自のモーションを活用し、アイシン・エィ・ダブリュが加工されたキャリアカバーである。

デジタル電動サーボプレスSDE/SDEWシリーズは、低速高エネルギーを確保できる専用サーボモーターを搭載。多彩なモーションコントロールを有しており、パルス成形による高精度加工や工程短縮、複合加工や難加工材の成形など、高付加価値成形加工を実現したマシンである。

受賞製品
「サーボプレスとインデックス装置によるキャリアカバー加工」

受賞理由
ワークを回転させながら1カ所ずつの加工を採用することで、従来工法では4工程分の金型が必要であったものを1つの金型に集約することに成功し、必要荷重が従来の1/10となりプレス機の大幅な小型化をもたらした。サーボプレスの特長を活かしたインデックス装置と同期させながらの加工は、設備費、段取り時間等を削減。

写真右:デジタル電動サーボプレスSDE/SDEWシリーズ 左:キャリアカバー

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