1月分工作機械受注総額は1,211.0 億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた1月分の受注実績は以下の通り。
2015年月1月分工作機械受注総額は、1,211.0億円(3カ月ぶり減少・前年同月比+20.4%)となり、1月としては過去最高額。1,000億円超えは17カ月連続。前月比は過去最高を記録した前月の反動で減少。
内需は384.8億円(前月比△20.1% 前年同月比+12.2%)で、8カ月ぶりの400億円割れも前年同月比は19カ月連続増加。これまでの回復基調に変化なしとなった。外需は826.3億円(前月比△14.0% 前年同月比+24.7%)で、前月比は8カ月ぶりの減少も、11カ月連続の800億円超え。スポット受注が続くアジア、堅調な北米で底堅い動きとなった。
今後も内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、国内景気やアジアの電気・精密向けスポット受注の動向を注視。
1月分内需
384.8億円(前月比△20.1% 前年同月比+12.2%)
・前月比2カ月ぶり減少、前年同月比19カ月連続増加。
・季節要因により、8カ月ぶりの400億円割れも堅調に推移。
・展示会効果やものづくり補助金効果の剥落等も影響。
① 一般機械 195.3億円(前月比△9.2% 前年同月比+6.1%)
うち金型 24.4億円(前月比+23.2% 前年同月比+11.6%)
② 自動車 116.3億円(前月比△32.6% 前年同月比+8.2%)
うち部品 89.8億円(前月比△27.2% 前年同月比+45.5%)
③ 電気・精密 31.1億円(前月比△32.1% 前年同月比+0.3%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 27.0億円(前月比+13.6% 前年同月比+129.2%)
1月分外需
826.3億円(前月比△14.0% 前年同月比+24.7%)。
・前月比は8カ月ぶり減少。前年同月比は15カ月連続増加。
・過去最高額を記録した前月の反動で減少したが、11カ月連続の800億円超。
・欧州は前月比2割超の減少。スポット受注が継続したアジアは1ケタ台の減少。
①ア ジ ア:477.9億円(前月比△3.0% 前年同月比+70.3%)
・東アジア:244.4億円(前月比△5.9% 前年同月比+14.5%)
〈中国〉179.3億円(前月比△13.1% 前年同月比+3.7%)
・その他アジア:233.5億円(前月比+0.3% 前年同月比+247.4%)
〈タ イ〉15.3億円(前月比△3.0% 前年同月比△53.9%)
〈ベトナム〉172.7億円(前月比- 前年同月比-)
〈イ ン ド〉16.0億円(前月比△15.1% 前年同月比△8.0%)
②欧 州:135.3億円(前月比△22.9% 前年同月比△2.3%)
〈ド イ ツ〉29.8億円(前月比△34.4% 前年同月比△29.3%)
③北 米:205.6億円(前月比△26.1% 前年同月比△9.2%)
〈アメリカ〉173.1億円(前月比△27.8% 前年同月比+2.0%)
〈メキシコ〉22.8億円(前月比+17.7% 前年同月比△32.7%)