タンガロイが新工場建屋を完成
2015年03月03日
タンガロイ(社長=木下聡氏)はこのほど、超硬インサート、フライス工具、刃先交換式ドリル工具の増産を目的として、本社主力工場が位置するいわき市に、2011年に完成済みの既存工場に隣接する形で、新工場建屋を建設した。
国内、海外の顧客からの旺盛な受注に答えることを目的に、標準在庫品および特殊工具の能力増強を目的として活用される。新工場部分は総床面積約6千平米であり既存工場部分と合算すると約2万1千平米を有する新工場となる。
同社は、2008年にIMCグループ傘下の会社になると同時に国内各工場に設備投資を積極的に開始した。特に主力となるいわき工場には最新の自動化設備、高能率生産設備を有する最新鋭の機械を導入しており、今回の新建屋完成で従来と比較して大幅な生産能力の改善を実現する予定だ。生産能力のみならず、同時に最新の品質管理システムの導入、および納期改善を順次図ってきており、今回の新規投資により飛躍的に全体能力の向上を図ることが可能になった。このことで、世界各国のお客様に更なるサービス改善および高品質工具の供給が実現しお客様の生産能率向上およびコストダウンに貢献できると確信する。
同社では「今後も、国内工場への投資を継続して行うことで日本発信ならではの高品質、高信頼性と革新的なアイデアによる高能率な工具の開発生産、およびIMCグループの一員としてグローバルなサービス体制により、今後も全ての産業、お客様のご要望に的確かつ迅速にお答えする所存である」としている。