【ミニレポート】オーエスジーが地元や近隣を対象に「オープンハウス」を開催
2015年04月12日
オーエスジーが3月27日(金)、地元や近隣、従業員の家族等を対象に「オーエスジー オープンハウス」を開催し、多数の来場者で賑わった。
今回も、同社の八名、新城、豊橋、豊川、アカデミー、本社、の会場で同時開催となり、それぞれの工場を見学、オーエスジーが何をつくっていて、どこで製品が使われているのか、子供も大人も分かりやすく社員が説明、世代を問わず楽しめる内容豊富な見学会となった
この日、報道関係者は、転造工具および測定ゲージの生産工場である豊橋工場を見学。同社の転造工具は、推定シェアが25~30%。世界トップを誇っている。(三日月形は国内シェア80%)。
豊橋工場は第1工場と第2工場のふたつで成り立っている工場だ。まずは生産管理部門を通って工場内へ入った。写真がNGなので残念だが、設備がすごい。昔の熱処理はソルトバスだったと聞いたが、現在はその方法を使っていないと聞いた。1200℃から急冷するので転造工具にひずみが出そうだが、ここにオーエスジー独自のノウハウがつまっており、まっすぐになるという。この分野では世界から支持を受けているのもうなずける。ちなみに一番大きな工具は1m20cmのものだった。
工場内には若手が技能五輪大会の訓練をしていた。4つの部品で寸法を競う。
フライス盤で練習をしていたが、素早い動きに楽器を演奏しているようにも見えた。キビキビとした動きに無駄がないのが分かる。
ここでは顧客から再研磨の依頼も受けている。近年は、ギアの精度が厳しいので加工現場は、工具を早めに交換しなければならない。再研磨は通常4~5回できるとのこと。
今回のオープンハウスのシメは社員食堂での昼食。健康に考慮したメニューの数々をみながら来場者は楽しく過ごしたようだ。