3月分工作機械受注総額は1473.8億円 日工会 

日本工作機械工業会がまとめた3月分の受注実績は以下の通り。
2015年月3月分工作機械受注総額は、1473.8億円(前月比+12.1%・前年同月比+14.9%)となり、3カ月ぶりの1,400億円超で過去最高額を更新。(従来:2,014年12月 1442.5億円)1,000億円超えは19カ月連続で堅調持続。

内需は556.1億円(前月比+30.6% 前年同月比+46.8%)で、80カ月ぶりの500億円超(前回:2008年7月 527.3億円)。前年同月比は21カ月連続増加。回復基調継続。外需は917.7億円(前月比+3.2% 前年同月比+1.5%)で3カ月ぶりの900億円超、昨年12月(961.億円)に次ぐ過去2番目の高水準。アジアは特需が継続。欧州で若干落ち込むも北米で増加。

今後も内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、北米の動向やアジアの電気・精密向け特需の動向を注視。

3月分内需

556.1億円(前月比+30.6% 前年同月比+46.8%)。

・前月比2カ月連続増加、前年同月比21カ月連続増加。
・期末効果もあり、リーマンショック以降で初の500億円超。
・政策効果が今後しばらくは継続すると思われ、高水準の受注に期待。

① 一般機械  197.8億円(前月比+18.3% 前年同月比+38.6%)
  うち金型   22.5億円(前月比+1.6% 前年同月比+8.8%)

② 自動車   215.8億円(前月比+49.1% 前年同月比+59.4%)
  うち部品   161.2億円(前月比+58.3% 前年同月比+58.7%)

③ 電気・精密 43.5億円(前月比+22.4% 前年同月比+33.8%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 31.5億円(前月比+49.5% 前年同月比+77.9%) 

3月分外需

917.7億円(前月比+3.2% 前年同月比+1.5%)

・前月比は2カ月連続増加。前年同月比は17カ月連続増加。
・3カ月ぶりの900億円超。800億円超は13カ月連続。
・アジアが高水準を維持し、北米が増加。欧州は減少するも総じて堅調な推移。

①ア ジ ア:507.1億円(前月比△2.0% 前年同月比+2.1%)
・東アジア:364.6億円(前月比+27.2% 前年同月比△12.6%)
〈中国〉287.7億円(前月比+27.5% 前年同月比△23.1%)
・その他アジア142.5億円(前月比△38.3% 前年同月比+79.1%)
〈タ  イ〉23.5億円(前月比△2.8% 前年同月比△24.8%)
〈ベトナム〉77.7億円(前月比△54.2% 前年同月比-)
〈イ ン ド〉22.3億円(前月比+24.8% 前年同月比+14.4%)

②欧 州:160.9億円(前月比△5.3% 前年同月比+5.8%)
〈ド イ ツ〉47.6億円(前月比+1.8% 前年同月比△2.6%)

③北   米:235.0億円(前月比+19.6% 前年同月比△2.7%)
〈アメリカ〉208.3億円(前月比+16.7% 前年同月比+1.4%)
〈メキシコ〉 16.1億円(前月比+144.6 % 前年同月比△28.8%)

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