オーエスジーがHaimer GmbH社とライセンス契約を締結

写真左:オーエスジー 石川則男社長 右:ハイマー社 アンドレアス・ハイマー社長
写真左:オーエスジー 石川則男社長 右:ハイマー社 アンドレアス・ハイマー社長
オーエスジー(社長=石川則男氏)は、2015年4月1日付でドイツのHaimer GmbH(以下、ハイマー社)とライセンス契約を締結した。今後は、同社が製造・販売する抜け防止機構付ホルダー「Safe-LockTMシステム」を適用した切削工具を全世界で発売していく。

難削材加工や重切削加工で工具に高負荷がかかる場合、工具がホルダーから抜けてくることがある。ハイマー社のSafe-LockTMシステムは、その独自の機構により、工具の抜けを防ぐことができ、さらに加工中のびびりを抑制することができる。その結果、従来のミーリングチャックやウェルドンサイドロックホルダーと比べて、切りくず排出量(M.R.R.)を大幅に増やすことができる。

同社は過去数ヶ月にわたって様々な抜け防止システムを検証し、Safe-LockTMシステムが最も有効であると結論付け、デザインセンター(製品開発部門)担当の大沢二朗常務は「フィールドテストを行った結果、難削材の高能率加工にはSafe-LockTMシステムがベストだと考えている。加工中に工具が抜ける心配がなく、かつM.R.R.を上げることができる。その上、工具の耐久性が良くなるので、お客様のコスト削減を実現できる」とコメントしている。






オーエスジー 大沢二朗常務
オーエスジー 大沢二朗常務
また大沢常務は、「我々は世界29ヶ国に展開しており、グローバル規模での事業戦略を進めている。Safe-LockTMシステムは、その性能の高さに加えて世界で最も認知されている抜け防止機構であることが今回のライセンス契約の決め手となった」と述べている。

ハイマー社アンドレアス・ハイマー社長は、「我々は荒加工や重切削用としてSafe-LockTMシステムを開発した。今回世界有数の工具メーカーであるオーエスジーとライセンス契約することができ、大変嬉しく思う」としている。

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