日立建機が中国での保守部品の供給体制を再構築 ~日立建機(上海)の「部品センタ」機能を集約し、日立物流グループに委託~

日立建機(社長=辻本雄一氏)は、このほど中華人民共和国(以下、中国)での建設機械および鉱山機械の保守部品の供給体制を再構築するため、日立建機の連結子会社である日立建機(上海)有限公司(以下、日立建機(上海))の保守部品の「部品センタ」機能を日立物流の連結子会社である日立物流(中国)有限公司が新たに開設する「東上海物流センター」に集約し、このほど稼働した。中国での保守部品の物流業務を日立物流(上海浦東)有限公司に3PL委託し、物流コストの低減をしながら、供給体制の効率化および迅速化を図っていく。

具体的には、これまで上海市内に分散していた保税区外の部品倉庫を、中国最大の貿易拠点である上海港や上海国際浦東空港へのアクセスが良い上海市浦東新区内の1カ所に集約し、中国国内約350カ所に及ぶ販売・サービスの代理店ネットワークに保守部品を供給する拠点として整備する。また今回の集約にあたり、中国での保守部品の物流運営業務を、豊富な経験や管理システムを有する日立物流グループに3PL委託し、保守部品の物流効率の最適化の実現をめざす。

また、日立建機(上海)が創業以来取り組んでいる部品再生事業をさらに強化するため、主要コンポーネントの「再生センタ」を同敷地内に移転・拡張する。これにより、建設・土木向け製品用再生部品に加え、超大型油圧ショベルや鉱山用ダンプトラックなどの鉱山機械用再生部品のラインアップを強化・拡充し、鉱山関連の顧客が所有する機械の保守・メンテナンス費用を低減し、顧客満足度の向上をめざす。

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