【注目】ベッコフオートメーションがハノーバメッセにて碌々産業の小型CNC旋盤をアプリケーション事例として展示

VISAI
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ベッコフオートメーション(社長=川野俊充氏)が、先月ドイツで開催された「国際産業技術見本市ハノーバメッセ2015」で碌々産業(社長=海藤 満氏)社製の小型CNC旋盤『VISAI L-01』をアプリケーション事例として展示し、好評を博した。

『VISAIL-01』は由紀精密(社長=大坪正人氏)の設計による、小型で美しい超高精度な卓上CNC旋盤で、ベッコフ最新のPC制御技術が盛り込まれている。

高さ300mm×幅800mm×奥行き560mmと必要な設置スペースも非常に小さいうえ、機械質量は40kg、制御装置質量(制御盤、操作盤、モニター)も40kg、総質量は80kgにしか満たない。ミクロン単位の加工精度をデスクトップで実現した画期的な小型CNC旋盤として注目を浴びた。

開発に携わった碌々産業と由紀精密は「私たちの目標は“機械を操る悦び”と“機械を所有する悦び”を得られる極めて美しく超硬精度な卓上旋盤を生み出すことでした。このVISAIシリーズを使って微細加工を行う職人は“モノをつくる悦び”を余すところなく味わうことができるでしょう。加工精度を損なわずにどこまで小さくできるかという困難な課題を克服し、インターネットに直結して自由自在にコントロールできるマシン、いわばインダストリー4.0を先取りする先進的なデスクトップマシンを市場に提案するのが意図です。碌々産業と由紀精密の妥協を許さないメカニカルエンジニアリングとソフトウェアエンジニアリングの実力を最大限引き出すのにベッコフのPC制御技術を選択したのは正解だったと確信しています」とコメント。また、ベッコフオートメーションの川野社長は「確信的なVISAIプロジェクトは日本の最先端をいく機械開発技術とドイツの最新制御技術の象徴的な連携事例です。超高速のEtherCAT、DINレールにマウントできる小型CNCコントローラ、そしてオープンなTwinCAT 3ソフトウェアが『VISAI』の歴史的な誕生に貢献できたことを嬉しく思います」と述べている。

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