三菱日立ツール 発足後初の代理店総会を開催

三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)発足後初の代理店会総会が6月2日、都内のホテル日航東京で開催された。

代理店会を代表して、清水善昭 シミズ産業会長が、「総合力と新商品の開発技術力がミックスされ、従来にない素晴らしい切削工具メーカーが誕生し、優れた商品を供給してくれると期待をしている」とあいさつした。


ものに心ありて まして人

増田三菱日立ツール社長
増田三菱日立ツール社長
増田社長があいさつに立った。この中で増田社長は日頃の感謝を述べたあと、「三菱日立ツールがスタートして丸二ヶ月が経過した。この新会社として連結の850人全員が同期生になり、大きな時の区切りを迎えた。わたしは“ものに心ありて まして人”ということを訴えている。たとえば、建物、設備、機械、目の前を流れている原料、仕掛品、半製品全てに心があると信じることで、見える景色が違ってくる。モノに心があると思うと丁寧に扱うので、安全というお返しで応えてくれる。心を込めた製品は、営業を通じて皆様方にパスされる。それがまたユーザーに届けられる。心のこもったままお客様に使っていただくということは、営業マンは、製造者の心を受けた製品をお客様に、そして丁寧に切削条件を提示していただくことでこの製品は持てる力を遺憾なく発揮し、心地良く寿命に達する。そして次の生を求めてリサイクルへ、というリレーが続く。三菱日立ツールは、三菱マテリアルと旧日立ツール両社の深みと奥行きの技術に裏付けられた製品が特長である。メイドインジャパンの中で“尖った会社が”がひとつくらいあってもいいんじゃないか。この実践哲学を国内外に発信していきたい」とあいさつした。

小泉敏男取締役営業本部長から営業概況報告があった。その中で営業本部方針について、①グローバルな営業展開、国内外の連携を強化、②グローバルな商品品開発業種(部品)を絞った商品開発、③金型分野シェアナンバーワン、ソリューション営業(Hi-Pre2)の強化、④省エネ分野への拡販。耐熱鋼加工の受注拡大、⑤三菱・日立グループユーザーへの拡販を強化する――と説明があった。

続いて議事に移り、平成26年度事業報告及び会計報告、平成27年度事業計画案、平成27年度予算案が承認された。

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