5月分工作機械受注総額は1385.5億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた5月分の受注実績は以下の通り。
2015年月5月分工作機械受注総額は、1385.5億円(前月比+2.9%・前年同月比+15.0%)となり、4カ月連続の1,300億円超で5月単月の最高額を更新した。(従来:2008年5月 1328.2億円)。
1,000億円超えは21カ月連続で堅調持続。
内需は528.4億円(前月比+9.0% 前年同月比+43.9%)で、国内市場の堅調さに政策効果が加わり、2カ月ぶりの500億円超。前年同月比は23カ月連続増加。外需は857.1億円(前月比△0.5% 前年同月比+2.3%)で、アジアで特需が継続し、15カ月連続の800億円超。アジア、欧州で減少するも北米が増加。前月比はほぼ横ばい。
今後も内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、北米の動向やアジアの電気・精密向け特需の動向を注視。
5月分内需
528.4億円(前月比+9.0% 前年同月比+43.9%)。
・前月比2カ月ぶり増加、前年同月比23カ月連続増加。
・2カ月ぶりの500億円超。
・政策効果による一般機械等の更新需要や自動車関連が堅調。高水準の受注を期待。
① 一般機械 197.8億円(前月比+17.0% 前年同月比+42.2%)
うち金型 29.8億円(前月比+28.9% 前年同月比+38.7%)
② 自動車 164.7億円(前月比△22.4% 前年同月比+19.0%)
うち部品 129.6億円(前月比△18.0% 前年同月比+51.8%)
③ 電気・精密 48.3億円(前月比+37.7% 前年同月比+52.0%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 28.7億円(前月比+25.3% 前年同月比+169.7%)
5月分外需
857.1億円(前月比△0.5% 前年同月比△2.3%)
・前月比は2カ月連続減少、前年同月比は2カ月ぶり増加。
・中国を中心にアジアが高水準を維持。外需総額は15カ月連続の800億円超。
・アジア、欧州が減少するも北米が増加し、前月からほぼ横ばい。
①ア ジ ア:473.6億円(前月比△2.7% 前年同月比+6.6%)
・東アジア:410.0億円(前月比+10.4% 前年同月比+5.0%)
〈中国〉350.2億円(前月比+16.3% 前年同月比+4.8%)
・その他アジア63.5億円(前月比△44.8% 前年同月比+18.5%)
〈タ イ〉22.2億円(前月比△7.6% 前年同月比+21.9%)
〈ベトナム〉5.3億円(前月比△91.1% 前年同月比-)
〈イ ン ド〉20.9億円(前月比+20.5% 前年同月比+44.3%)
②欧 州:141.1億円(前月比△8.8% 前年同月比△14.7%)
〈ド イ ツ〉49.4億円(前月比△1.8% 前年同月比+29.4%)
③北 米:230.4億円(前月比+9.9% 前年同月比+11.1%)
〈アメリカ〉201.2億円(前月比+10.7% 前年同月比+4.8%)
〈メキシコ〉 17.3億円(前月比+31.3 % 前年同月比+142.6%)