日本工作機械販売協会 新会長に冨田 薫氏
2015年07月03日

総会後の懇親パーティであいさつに立った冨田新会長は、「日工販は日本のものづくりとともに歩んできた長い歴史と実績があり身の引き締まる思いである。協会の発展、ひいては日本のものづくりの発展に貢献する所存である。わが国の工作機械は1990年が最高の年だったと思うが、暦年で受注が1兆4000億円、うち内需が1兆円だった。それからバブルの崩壊や日本の空洞化などがあり、内需は減少し、外需は増加していった。そしてリーマンショックが起きた。2009年に総受注が4100億円まで落ち、内需がうち1600億円になってしまったが、2014年に総受注が1兆5000億円を超えるところまで回復していった。昨年あたりから円安や政府のものづくり補助金、省エネ補助金、設備投資減税等、機械設備需要が盛り上がってきたこともあり、今年度は1兆6000億円超えまでいけそうかな、と期待をしている。さらなる受注拡大のために各会員の販売力が重要である」と述べた。

