タンガロイがMillLine刃先交換式サイドカッタ『TungSlot』(タングスロット)刃幅4mm~5mmを拡充
タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほど刃先交換式サイドカッタ『TungSlot』(タングスロット)を拡充し、発売を開始した。
サイドカッタは、建設機械、重電重工の大型部品や、自動車関連部品など幅広い産業の溝入れ加工に使用されている。これらの溝入れ加工は、溝幅に対する溝深さの比率が大きく、切りくず排出の不備や噛み込みによる切れ刃の突発欠損が発生しやすいという問題があった。そのため、サイドカッタには良好な切りくず排出性、切れ刃の高い耐欠損性など、信頼性が第一に求められている。
『TungSlot』は、これらの市場の要求に対応できる刃先交換式サイドカッタで、高い性能と信頼性を誇る。高い切りくず処理性能を持つインサートは、右勝手の3コーナと左勝手の3コーナを備え、6コーナ使用できる経済性にも優れた設計となっている。さらにボディの溝形状は、最適な設計により抜群の切りくず排出性能を備えている。
経済的で高性能なインサートとボディの組合せによって、『TungSlot』は高い信頼性と切削性能を発揮し、幅広い被削材で高能率溝入れ加工を実現している。
『TungSlot』はすでに刃幅6mm~16mmのシリーズを発売しており、多種多様な部品加工で高い評価を得ている。今回、刃幅4mm~5mm、工具径φ80mm~φ160mmのシリーズを追加することで、より幅の狭い深溝加工や切断加工にも対応できるようになり、適用範囲がさらに拡大した。
■主な特長
●経済的な6コーナ仕様インサートを採用した、刃先交換式サイドカッタシリーズ
●1種類のインサートで、左右両勝手に使用できるので、工具管理が容易
●刃幅4mm~5mmサイズを拡充。工具径はφ80mm~φ160mmに対応
●カッタボディは、理想的な溝形状によって確実に切りくずを排出
●多刃仕様ボディの採用で、高能率溝加工を実現