6月分工作機械受注総額は1385.5億円 日工会 

日本工作機械工業会がまとめた6月分の受注実績は以下の通り。
2015年月6月分工作機械受注総額は、1,361.1億円(前月比△1.8%・前年同月比+6.6%)となり、5カ月連続の1,300億円超で6月単月の最高額を更新(従来:2007年6月1,316.8)。
1,000億円超えは22カ月連続で堅調持続。

内需は603.0億円(前月比+14.1% 前年同月比+43.4%)で、省エネ補助金関連の受注が押し上げ、7年3カ月ぶりの600億円超。前年同月比は24カ月連続増加。外需は758.1億円(前月比△11.6% 前年同月比△10.8%)で、中国での電気機械向け特需が減少し、16カ月ぶりの800億円割れ。前月から欧州は増加するも、アジア、北米が減少。

今後も内需、外需とも堅調に推移すると見込まれるが、北米の動向やアジアの電気・精密向け特需の動向を注視。

6月分内需

603.0億円(前月比+14.1% 前年同月比+41.4%)。

・前月比2カ月連続増加、前年同月比24カ月連続増加。
・2008年3月(639.2億円)以来、7年3カ月(87カ月)ぶりの600億円超。
・政策効果が強く発現。翌月以降も高水準の受注を期待。

① 一般機械  259.1億円(前月比+31.0% 前年同月比+54.5%)
  うち金型   37.4億円(前月比+25.5% 前年同月比+77.9%)

② 自動車   189.3億円(前月比+15.0% 前年同月比+18.6%)
  うち部品   133.4億円(前月比+2.9% 前年同月比+17.0%)

③ 電気・精密 55.8億円(前月比+15.4% 前年同月比+63.3%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 25.3億円(前月比△11.8% 前年同月比+59.2%) 

6月分外需

758.1億円(前月比△11.6% 前年同月比△10.8%)

・前月比は3カ月連続減少、前年同月比は2カ月ぶり減少。
・中国での電気機械向け特需縮小により、外需総額は16カ月ぶりの800億円割れ。
・アジア減少するも欧州、北米が堅調維持。

①ア ジ ア:354.9億円(前月比△25.1% 前年同月比△16.9%)
・東アジア:299.1億円(前月比△27.1% 前年同月比△14.1%)
〈中国〉230.5億円(前月比△34.2% 前年同月比△22.7%)
・その他アジア55.8億円(前月比△12.2% 前年同月比△29.5%)
〈タ  イ〉14.0億円(前月比△37.1% 前年同月比△33.3%)
〈ベトナム〉5.3億円(前月比△4.4% 前年同月比-)
〈イ ン ド〉12.0億円(前月比△42.7% 前年同月比△50.0%)

②欧 州:162.8億円(前月比+15.3% 前年同月比+0.6%)
〈ド イ ツ〉 37.7億円(前月比△23.7% 前年同月比△17.8%)

③北   米:222.3億円(前月比△3.5% 前年同月比△4.8%)
〈アメリカ〉 201.9億円(前月比+0.4% 前年同月比△1.7%)
〈メキシコ〉 10.8億円(前月比△36.5 % 前年同月比△31.4%)

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