「JIMTOF2016第28回日本国際工作機械見本市」がいよいよ始動! ~過去最大規模での開催~
日本工作機械工業会(会長=花木義麿氏)、東京ビッグサイト(社長=竹花 豊氏)は、2016年11月17日(木)から22日(火)の6日間、東京ビッグサイトで「JIMTOF2016 第28回日本国際工作機械見本市」を開催するにあたり、7月31日に都内のメルパルク東京で記者発表を開催した。「JIMTOF2016」は2016年10月に竣工予定の東新展示棟(建築主=東京ビッグサイト)が使用可能となったことを受け、過去最大規模での開催となる。「JIMTOF2016」ではこの東新展示棟を主に海外出展者の展示会場として利用する。
石丸雍二 日本工作機械工業会 専務理事は会見上で、「6月の受注統計は1361億円という大変大きな数字となった。今年の2月以来、5カ月続けて1300億円を超え、また昨年11月以来8カ月連続でその月としての最高額を更新し続けている。最近の内需についても、6月は603億円で、前年同月比でも41.1%増加となった。伸び率も大きく、この600億円を超えたのは7年3カ月ぶりであり、内需の勢いも強くなっている」と、好調な受注を背景にJIMTOFの成果に期待を示したうえで、「JIMTOFは工作機械の新しい技術、新しい製品、を参加各社がお互いに発表し合う場と位置付けられている。そういった認識が世界各国でも定着している。最近のものづくりは世界各国で新しい動きが出ており、ドイツのインダストリー4.0やアメリカでもインダストリアルインターネット等、設計から製造、アフターサービスまで、きめ細かく迅速に生産し、サービスを行っていく、という新しい形態が拡がっている。日本でも5月15日にロボット革命イニシアティブ協議会が発足したが、そういったロボットの技術を中心とした新しいものづくりに向けて動き出しているところである。これらの潮流を背景に、工作機械、関連製品の展示会として、来年のJIMTOFには世界中から大きな注目が集まるのではないか、と思っている」とした。また、「最新鋭の工作機械関連の技術の製品の展示やIT技術を活用した新製品がどれだけ発表されるか」にも期待していると述べ、「その中では、従来から発表されている自動化、省力化、環境対応技術、昨年のJIMTOFでも新しいタッチパネルの発表などあったが、マシンインターフェースのあり方とかについても新しい製品の発表があろうか、と考えている」と最新鋭の工作機械関連技術の展示に注目していると述べた。昨年のJIMTOFは海外からの来場者がはじめて1万超えを果たした。今後も「国際化の向上を築き、図っていきたい」としている。また、併催行事や企画展示の充実も図るとし、社会一般の方々の工作機械に対する理解を深めることに注力する旨を話した。
「少子高齢化が進む中で、優れた人材を工作機械関連産業に誘致し確保する、という観点から技術の伝承、発展に繋げていきたいと考えている」(石丸 日工会専務理事)
キービジュアルは「工作機械業界における国内外の繋がりと発展」
及川繁巳 東京ビッグサイト 代表取締役常務が、「早いモノでJIMTOF2014から8カ月が経った。前回のJIMTOFでは5083小間、865社の出展と13万6196人の登録来場者、うち海外からは、79カ国地域から1万527人を迎えた。アンケート調査によると出展社、来場者の95%の方が、出展の目的を達成、あるいは満足したと回答している。JIMTOF2016のキービジュアルは、“工作機械業界における国内外の繋がりと発展”を表現している。また、JIMTOFがその先頭に立って行動するという決意を込めて、“ここから未来が動き出す”のキャッチフレーズとなっている」と説明をし、日本を取り巻く環境について、「初開催から半世紀を数え、社会情勢が大きく変化している。最近ではアジア各国の経済産業発展は目覚ましく、多くの工作機械産業展が開催をしている。このような環境の中でわれわれ主催者は、JIMTOFの最新の技術や製品を展示発表する場として、また、最先端の技術を競う、質の高い見本市としてより一層、アジア、世界にその存在感を示していくことが重要であると考えている。一方、会場である東京ビッグサイトは、1996年4月に開業して以来2016年には満20周年の節目であります。現在、東展示棟に1万6000㎡の東新展示棟の建設を予定しており、この新設棟と既存の会場を合わせると、JIMTOF2016では過去最大規模の展示面積、4万9500㎡、小間数で約5500小間での開催になる。また、東京ビッグサイトは2020年の東京オリンピックにおいて、メディアセンターで活用されることが決定しており、これまで以上に世界から注目を集めることになる。これを契機に、展示会場としてさらなる国際化への強化を検討しており、ハードとソフト面のより一層の充実を図っていく」と意気込みを述べた。「日本のものづくりを日本から動かす!」JIMTOF2016概要
JIMTOFには国内外のトップメーカーが集い、競い合うように新製品や新技術を発表している。来場する世界中のユーザー・バイヤーからは最新鋭・高性能の工作機械や周辺機器が最も早く発表される見本市として高い評価がある。また景気に左右されることなく、近年では継続的に10万人以上の来場者が足を運んでおり、高く安定した集客力にも定評がある。
「JIMTOF2016」の特長
①東新展示棟を最大限に活用し、海外出展者の拡充を目指す。
②最先端の技術をいち早く披露する技術ショーとしての魅力向上
③来場者誘致のさらなる拡充と出展企業との商談サポートを強化
④快適で充実した来場者サービスの提供
⑤魅力溢れる併催イベント・企画展示の立案
⑥有為な人材確保・育成にも資する企画の強化
出展募集スケジュール
・主催者・協賛団体会員 2015年10月1日(木)~10月31日(土)
・海外工業会会員 2015念10月1日(木)~10月31日(土)
・海外・国内一般 2015年11月1日(日)~11月30日(月)
開催概要
[会 期]2016年11月17日(木)~11月22日(火)
[会 場]東京ビッグサイト 全館
[主 催]一般社団法人日本工作機械工業会/株式会社東京ビッグサイト
[出展対象]工作機械/鍛圧機会/工作機器/特殊鋼工具/超硬工具/ダイヤモンド・CBN工具/研削砥石/歯車・歯車装置/油圧・空気圧・水圧機器/精密測定機器/光学測定機器/試験機器/制御装置および関連ソフトウェア(CAD、CAM等)/その他工作機械に関する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術および情報
出展の申込に関する問合せ先
(株)東京ビッグサイト JIMTOF事務局
↓WEB↓
www.jimtof.org
↓E-mail↓
jimtof@tokyo-bigsight.co.jp
TEL:03-5530-1333