7月分工作機械受注総額は1,299.4億円 日工会 

日本工作機械工業会がまとめた7月分の受注実績は以下の通り。
2015年月7月分工作機械受注総額は、1,299.4億円(前月比△4.5%・前年同月比+1.7%)となり、内需は堅調も、外需が減少。6カ月ぶりの1,300円割れ。1,000億円超えは23カ月連続で堅調持続。

内需は598.4億円(前月比△0.8% 前年同月比+39.9%)で、自動車関連が堅調に推移したほか、省エネ補助金効果が一部継続。微減ながら前月並みの高水準。前年同月比は25カ月連続増加。外需は701.0億円(前月比△7.5% 前年同月比△17.6%)で、中国での電気機械向け特需がさらに縮小も、欧州・北米は堅調に推移。前月比は4カ月連続減少ながら700億円超は維持。

今後も内需、欧米は堅調に推移すると見込まれるが、中国の電気・精密向け特需や世界経済の動向を注視。

7月分内需

598.4億円(前月比△0.8% 前年同月比+39.9%)。

・前月比3カ月ぶり減少、前年同月比25カ月連続増加。
・リーマンショック以降では前月(603.0億円)に次ぐ、2番目の高水準。
・旺盛な設備投資意欲に政策効果が加わり、高水準の受注が継続。

① 一般機械  236.7億円(前月比△8.7% 前年同月比+25.6%)
  うち金型   33.9億円(前月比△9.5% 前年同月比+31.9%)

② 自動車   202.3億円(前月比+6.8% 前年同月比+49.6%)
  うち部品   142.9億円(前月比+7.1% 前年同月比+64.5%)

③ 電気・精密 55.7億円(前月比△0.2% 前年同月比+19.5%)

④ 航空機・造船・搬送用機械 21.4億円(前月比△15.4% 前年同月比+29.7%) 

7月分外需

701.0億円(前月比△7.5% 前年同月比△17.6%)

・前月比は4カ月連続減少、前年同月比は2カ月連続減少。
・中国での電気機械向け特需がさらに縮小。
・アジアが前月比減少するも欧州は増加。北米は200億円台を維持。

①ア ジ ア:303.4億円(前月比△14.5% 前年同月比△32.9%)
・東アジア:244.8億円(前月比△18.2% 前年同月比△27.1%)
〈中国〉189.7億円(前月比△17.7% 前年同月比△32.1%)
・その他アジア58.7億円(前月比+5.2% 前年同月比△49.8%)
〈タ  イ〉19.2億円(前月比+37.8% 前年同月比△42.1%)
〈ベトナム〉5.0億円(前月比△0.6% 前年同月比-)
〈イ ン ド〉19.6億円(前月比+63.6% 前年同月比△19.3%)

②欧 州:174.7億円(前月比+7.4% 前年同月比+2.7%)
〈ド イ ツ〉 48.6億円(前月比+29.0% 前年同月比△8.9%)

③北   米:214.8億円(前月比△3.4% 前年同月比△0.7%)
〈アメリカ〉 180.2億円(前月比△10.8% 前年同月比△3.2%)
〈メキシコ〉 16.5億円(前月比+55.3 % 前年同月比△19.8%)

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