コマツの女性用仮設トイレ普及活動が「日本トイレ大賞」を受賞!

コマツ(社長=大橋徹二氏)が、「日本トイレ大賞」において、「女性活躍担当大臣・男女共同参画担当大臣賞」を受賞した。「日本トイレ大賞」は、「内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進室」が主催となり、全ての女性が暮らしやすくなる空間へと転換する象徴となる「トイレ」に関連する優れた取り組み事例を選定することによって、女性が輝く社会づくりに資することを目的に実施されたもの。応募総数は378件で、このうち28の案件に賞が贈られた。

今回コマツが受賞した案件は、建設現場で使用される女性用仮設トイレの普及活動。同社は労働力不足が懸念される国内の建設業界に対して、女性の現場進出を支援するために「女性の建設現場への進出支援ワーキングチーム」を発足し、建設機械メーカーとして出来る取り組みを検討している。この活動の一環として、建設現場で働く女性の大きな悩みのひとつがトイレの問題であることに注目し、コマツレンタルがトイレメーカーと共同で、多種多様な現場環境に対応するため、都市型・簡易型の2種類の女性用仮設トイレを開発した。安全、清潔さはもちろん、現場で働く女性の意見を取り入れ、安心感、快適性を重視し、着替えなども出来るシンプルかつ機能的な空間となっている。このトイレを、女性が活躍している建設現場、特に東日本大震災の復興工事が行われている東北地区に積極的に導入するためのキャンペーンも行った。

同社ではこの他にも女性による建設機械やフォークリフトなどの運転資格取得を支援するために、コマツ教習所 宮城センタで「女性専用教習コース」を実施しており、受講環境の整備や託児サービスの提供などを行っている。今後も建設現場の活性化と、ダイバーシティの両方の観点から、女性の現場進出を支援する活動を継続する。

■コマツが開発した女性用仮設トイレの特長
・多様な建設現場の環境に合わせて、都市型と簡易型の2種類を用意。従来型のトイレに対する女性の意見を踏まえつつ、現場環境や導入コストなども考慮したラインアップとなっている。

・両タイプ共通の機能として、2重ロック、着替えの出来るフィッティングボード、洗面台、便座除菌クリーナー、2連ペーパーホルダー、擬音装置、暖房便座(電源が必要)を備えている。

・「都市型」タイプは上下水道と電気を利用し、洗浄便座など一般のトイレ同等の機能を備えている。

・「簡易型」タイプはポンプ式簡易水洗のため、上下水道接続のない現場にも設置でき、都市型と比較して安価での導入が可能である。

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