日立建機が振動ローラ4 機種をモデルチェンジ
2015年09月26日
日立建機(社長=辻本雄一氏)は、このほど新型振動ローラ「ZC35C-5」、「ZC50C-5」、「ZC35T-5」、「ZC50T-5」の4 機種を発売した。ZC35C-5(運転質量2.80t)、ZC50C-5(運転質量3.61t)は、ZC35C-3 およびZC50C-3 の後継機で、コンバインド型(前輪は鉄のドラム、後輪はタイヤ)で、ZC35T-5(運転質量3.03t)、ZC50T-5(運転質量4.08t)は、ZC35T-3 およびZC50T-3 の後継機で、タンデム型(前後輪ともに鉄のドラム)である。
従来機を踏襲した安全性能に加え、作業性・整備性を向上させた。国土交通省排出ガス対策型建設機械3 次基準値をクリア、また国土交通省指定の超低騒音型建設機械の基準値もクリアした、道路機械で、道路工事など様々な現場における転圧作業での活躍が期待される。
販売目標は、国内向けに4 機種合計で年間600 台を見込んでいる。
主な特長は以下のとおり。
1.環境対応
・排出ガス対策型建設機械3 次基準に適合。(指定申請中)
・国土交通省指定の、超低騒音型建設機械の基準に適合。(指定申請中)
・直噴式エンジン搭載により大幅な燃費低減を実現。
・鉛フリーの配線やアルミラジエータ、アルミオイルクーラを採用。
2.優れた安全性能
・停車時や作業時など、周囲への意思表示として有効なハザードランプを標準装備。
・前後進レバーの中立だけでなく、駐車ブレーキが掛かっていなければエンジン始動できないシステムを採用。
3.整備性の向上
・定格出力18.2kW の直噴式エンジンの採用により、マフラフィルタが不要で、メンテナンスも不要。
・フルオープンエンジンカバーを採用し、点検・整備箇所へのアクセスをさらに向上。
・ヒューズボックスに工具不要の専用カバーを設け、交換作業性を向上―――など。