タンガロイが小物部品加工用新PVDコーティング材種『SH725』、ホルダ『DoMiniTurn/External Line』(ドゥ-ミニターンエクスターナルライン)拡充

タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほど小型旋盤加工に対応する新PVDコーティング材種“SH725”を外径加工用工具として市場で好評を得ている“DoMiniTurn/External Line”(ドゥ-ミニターンエクスターナルライン)と組み合わせ、発売を開始した。

自動盤や小型CNC旋盤の小物部品加工では、切れ味に優れ低抵抗なインサートが求められている。同社の新PVDコーティング材種“SH725”は、シャープエッジに最適な材種で、コーティング膜と母材の密着強度を高め、高い被膜硬度と刃立ち性を両立させた新コーティング技術。これにより、高い耐摩耗性を維持しつつ優れた切れ味と耐チッピング性の向上を実現した。また“DoMiniTurn/ExternalLine”は、ポジインサートと同等の低抵抗を維持しながら両面仕様を実現したシリーズ。新たにぬすみや倣い加工に適したV形インサート(VXGU09タイプ)用外径ホルダを拡充した。

さらに、加工中の切りくずの噛込みを抑制し仕上げ加工が容易となるネックダウン形ホルダや、タレット型自動盤に対応する20角ホルダの販売も開始した。

主な特長
●新PVDコーティング材種“SH725”は、シャープな切れ刃の維持、かつ優れた耐摩耗性と耐チッピング性を兼ね備え、加工品位の向上と大幅な工具寿命の改善を実現。
●“DoMiniTurn/External Line”にぬすみや倣い加工に適したV形インサート(VXGUタイプ4コーナ仕様)用外径ホルダを拡充。V形インサートでも4コーナ仕様を実現。
●外径加工用DoMiniTurnに自動盤ブッシュから切れ刃位置をオフセットさせたネックダウン形ホルダを追加。ワークの寸法精度が高い粗仕上げ加工では、仕上げ加工時にワークがガイドブッシュから外れることがないため、高精度な加工が可能となり、ブッシュへの切りくずやバリの噛込みを回避。
●シャンクサイズ20角のDoMiniTurnホルダを追加し、タレット型自動盤での適用範囲を拡大。

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