エッジキャムが「Edgecamバージョン2015 R2」並びに「Part Modelerバージョン2015 R2」をリリース
Edgecamは年2回のバージョンアップにより、新機能の導入をはじめ、加工機能やインタフェースといった各種機能の強化を図っているが、「Edgecam 2015 R2」では、リボンバータイプのインタフェースが標準化された。これに伴い、より分かりやすい操作性とデザインの拡張がされた。テーマを変更することで、画面のイメージを変更することも簡単になった。
オペレーションシステムを64ビットに限定することで、よりパワフルで計算速度や反応速度の向上を行い、加工面においては、時代の流れに合わせ、複合加工機やサブスピンドルからの加工や、ワークを引き出しての加工など、複合旋盤加工機に特化したコマンドの強化を行った。これにより、より使いやすくコントロールすることが可能になり、サブスピンドルのX軸がずれている機体にも対応できるようになった。マシニングベースの旋盤加工可能な機械にも対応することで、1台のCAMで様々な機械に対応できるうえ、5軸加工においても 新たにUltimate 5AXISを追加し、同時5軸加工の幅を広げた。
一方の、 3次元ソリッドCAD(コンピュータ設計支援)ソフトウェア「Part Modeler(パートモデラー)」の新バージョンである「Part Modelerバージョン2015R2」は、モデリングのカーネルに、世界的に広く使用されているParasolid(パラソリッド)を使用しているので、他社のCAD/CAMとの互換性にも優れている。他のファイル形式の読み込みにも、幅広く対応。バージョンアップは、Edgecamと同じダイミングで、年2回行なわれ、新機能の導入や機能拡張、使い勝手の向上等、常に進化を遂げている。今回のバージョンでは、マウスの動きを、Edegcamの動きと同じにするメニューが増え、また、IGESの読み込みに機能を強化し、ヒーリングパターンを強化した。