ダイジェット工業が人気の座ぐり加工用ドリル「タイラードリル」が寸法拡張! 「ワンカットボール」も新登場!

 ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、続々と新製品をリリースしている。
 
 11月25日からは、好評発売中の座ぐり加工用ドリル「タイラードリル」に、φ3~φ12までの0.1ミリとびサイズを、また、70HRCの高硬度材まで加工可能な4枚刃ソリッドボールエンドミル「ワンカットボール70」は、12月1日から発売すると発表した。

「タイラードリル」はニーズに応えて寸法拡張!

 炭素鋼、プリハードン鋼、工具鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、アルミ合金の座ぐり、穴あけ加工に威力を発揮する「タイラードリル」が寸法を拡張する。

この製品は傾斜面への穴あけ・座ぐり加工や交差穴加工において、下穴なしでも安定した加工が可能であり、広い溝形状のため切り粉処理性に優れ、また先端角を180°フラットにすることによりエンドミルでの座ぐり加工に比べ安定かつ高精度な加工が可能という特長を持つ。薄板の穴あけ加工において通常のドリルよりバリの発生が少ないことや、他社品比、切削抵抗を約2割低減し、加えてプリハードン鋼の加工でも長寿命を実現した製品である。

 追加サイズは、 現在φ3~φ14まで29型番に、今回φ12まで0.1ミリとびの66型番を追加、全95型番と大幅寸法拡張。加工深さは工具径×2倍までとなっている。
 
 標準価格は、 φ3.1:5,670円~(税抜き)。
 初年度販売目標を3,000万円(全サイズ)としている。

70HRCの高硬度材まで加工可能な「ワンカットボール70」が登場!

 金型加工におけるコスト削減とリードタイム短縮を実現するために、高硬度材の直彫り加工が進む中、より高能率・高精度な加工が可能で、かつ長寿命な工具が求められていることを受け、同社ではこの要求に応えるため、70HRCの高硬度材まで加工可能な4枚刃ソリッドボールエンドミル「ワンカットボール70」を開発し、12月1日より販売を開始する。

 70HRCまでの高硬度材の曲面加工、ポケット加工、ヘリカル加工、溝削り加工に威力を発揮する「ワンカットボール70」の特長は以下のとおり。

●4枚刃と多刃化したことにより加工の高能率化が可能。高い工具剛性と不等分割の採用で加工時のびびりを低減。
●ねじれ角は45°で低抵抗、良好な切削性能を実現。
●刃先中心部に独自の刃形状を採用することにより、切粉詰まりを起こしやすい工具先端部の加工においても良好な切粉排出性を実現。安定した加工が行える。
●R公差は±8μmと高精度、荒加工から仕上げ加工まで幅広く使用が可能。
●高硬度材・高速加工向け新PVD被膜「新DH(ダイジェットハード)コート」と高硬度材用超微粒子超硬合金の組合せによる新材種「DH102」を採用し、安定した長寿命化を実現。

サイズはφ6(R3)~φ12(R6.0)の4型番。
標準価格…φ6:12,200円~φ12:30,400円(税抜き)
初年度の販売目標は3,000万円としている。

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