三菱マテリアルが超硬エンドミル「MS plusエンドミルシリーズ」、「鋳鉄旋削加工用インサートシリーズ」をそれぞれ拡大!

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)は、超硬エンドミル「MS plusエンドミルシリーズ」に型番を、また、「鋳鉄旋削加工用インサートシリーズ」にアイテムをそれぞれ追加し、このほど販売を開始した。

超硬エンドミル「MS plusエンドミルシリーズ」を拡大

 一般鋼から50HRC程度までの高硬度鋼の金型材や部品加工の幅広い範囲で、安定した寿命を発揮する「MS plusシリーズ」に、40-50HRCの鍛造金型の深堀り荒加工や中荒加工に最適なボールエンドミル「MP3XB」をこのほど追加し、シリーズの拡充を図る。

 超硬エンドミル「MS plusエンドミルシリーズ,MP3XB」の主な特長は、以下のとおり。

 ① 「MS+(エムエスプラス)コーティング」を採用。炭素鋼から50HRC程度の高硬度鋼まで、幅広い被削材で優れた耐摩耗性を発揮。
 ② 強ねじれ刃設計により、刃先強度が高く、工具寿命と切りくず排出性のバランスに優れる。
 ③ 深堀り加工の荒加工や、中荒加工などの高負荷の条件において、安定した工具寿命を実現。

 ●標準価格 : 6,500~51,200円
(代表型番)MP3XBR0050N008T05:6,500円/MP3XBR0600N100T10:51,200円/MP3XBR0150N030T10:10,500円(いずれも税抜価格)

鋳鉄旋削加工用インサートシリーズを拡大

 鋳鉄旋削加工用インサートシリーズのCVDコーテッド超硬材種「MC5005」は切削速度600m/minというCVD材種枠を超え、セラミックス材種をしのぐ、広範囲な適用領域により、高速高能率加工を可能とした。また、「MC5005」「MC5015」は切れ刃の信頼性向上による長寿命化で、加工費削減効果を実現する工具としてユーザーから高い評価を得ていることを受け、このほどより幅広い加工に対応すべく、コーナRや内接円展開を含む72型番を追加した。

 鋳鉄旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC5005」「MC5015」の主な特長は、以下のとおり。

 ①「MC5005」は独自新技術による超厚膜Al2O3を採用し、圧倒的な耐摩耗性を実現。
 ② 特許技術“ナノテクスチャーテクノロジー”は、コーティングの結晶成長を最も硬い方向に制御し、かつ微細組織を形成することにより、優れた耐摩耗性と耐チッピング性を実現。
 ③ 特許技術“TOUGH(タフ)グリップテクノロジーは、コーティング層間の密着度を極限まで高めることにより、はがれにくい被膜強靭化を実現。
 ④ 鋳鉄旋削加工用ブレーカには、白皮ワークおよび低剛性ワーク加工用として切れ味優先のブレーカから、刃先強度を優先する断続加工、黒皮付きワークの加工用ブレーカまで幅広い領域に適用。

 ●標準価格:690~2,400円
 (代表型番) DNMG110408-MK MC5005:970円/SNMG150612-RK MC5015: 2,090円/CCMH060204-MV MC5015:690円(いずれも税抜価格)

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