アマダマシンツールがデジタル2ポイントサーボプレス「SWE-4025」を新発売
アマダマシンツール(社長=末岡 愼弘氏)がこのほどデジタル電動サーボプレス 「SWE-4025(4000kN タイプ)」を発売した。「SWE-4025」 は、高剛性ストレートサイドフレームとツインサーボ駆動方式を採用したアマダ独自設計により、超精密な高精度加工に対応。これまで好評だった独自の制御システムにより、多彩なモーションパターンを実現している。また、加工ニーズに合わせ、様々な生産現場に対応するシステムの構築が可能。
SWE-4025 主な特長
1.ツインサーボ駆動
・SDE シリーズで実績を培ってきた信頼性の高いクランク、ギアならびに2000kN のサーボモーターを採用。このサーボモーター2基のトルクを同期させることにより、プレスマシンの大型化を実現。このツインサーボ駆動方式により、加圧能力、トルク能力、エネルギー能力の向上が可能となり、加工範囲の拡大を実現。
・高生産性・高付加価値成形が可能になることで、幅広い加工ニーズに対応。
2.アマダ独自の制御システム
・2基のサーボモーターと2つのメインギアを連結することで、高速化にも対応。各々のメインギアに駆動源としてサーボモーターを用い、DSDD(デジタルサーボ・ダイレクトドライブ)構造を採用することで、spm のアップを実現。
・トルク同期を行う独自の技術で、多彩なモーションパターンを搭載。
・SDE シリーズのソフトウエアを継承しており、機能性と使いやすさを追求。
3.高剛性フレーム構造
・高剛性ストレートサイド型一体フレームと8面ギブガイド方式を採用し、生産時の安定した加工精度を維持。
4.最適な生産システムを構築
・NC トランスファ、ロボットライン、コイルラインなど、あらゆるシステムでの活用を想定した「プレス角度同期機能」を搭載。
・振り子モーションにも対応。
同社では、「製造業では現在、IoT やIndustry4.0 への取り組みが盛んとなってきており、自動化に対するニーズも高まりを見せています。本マシンは、NC トランスファ、ロボットライン、コイルラインなど、あらゆるシステムに活用でき、周辺装置も含めたトータルソリューションをご提案していく予定です」としている。
販売目標台数は年間6 台。販売価格(単体機)は127,000 千円(税別)からとなっている。