2年続けて売上高1000億円を達成! オーエスジーが賀詞交歓会を開く

日本で4着しかないといわれているNASAのジャケットを着用してあいさつする大沢会長
日本で4着しかないといわれているNASAのジャケットを着用してあいさつする大沢会長
 オーエスジー(社長=石川則男氏)が1月18日、同社アカデミー内のゲストハウスにて新年賀詞交歓会を開催した。賀詞交歓会の壇上で大沢輝秀会長は、「皆さんにご努力をいただいて2年続けて売上高が1000億円を達成した。その後、利益も私が夢にまで見た年間200億円を超える営業利益、経常利益を達成することができた。日本の需要があるということと、その日本の強い需要のうえにオーエスジーは海外市場に打って出るタイミングを逃さず、着実に世界中に展開したことがある。そうして一歩一歩積み上げてやっていくのがいかに大事か、ということを知った。国内だけを意識せず世界中に伸びていくオーエスジーは、世界中にユーザーさんがいるんだ、ということで、皆様もぜひオーエスジーとともに歩んでいただきたい」と活況あるあいさつをした。

「2020年には売上高1500億円を目指す!」

石川社長
石川社長
 続いて石川則男社長が、「世の中もずいぶん変わってきており、転換期かと感じる中で、われわれがなんとかやって来られているのは、日本の事業がしっかりしており、その基盤の上でオーエスジーは海外進出をしてきたことが現在のオーエスジーに繋がっていると思っている。皆様の厚いご支援がなければ今のオーエスジーはない」とし、日頃の感謝を表したあと、2015年11月期の決算の概要に触れた。この中で石川社長は、「売上高1119億円(対前年度比+10.8%)、営業利益215億9700万円(同+24%)、経常利益215億1000万円(同+22.4%)、当期純利益125億1800万円(同+25.3%)となり、過去最高の業績をあげることができた。また、ROEも12.9%で前年度比1.2ポイントほど上がっている。今後もオーエスジーは中期経営計画でも発表しているが、2020年の東京オリンピックの年に売上高1500億円、営業利益300億円、そしてこれを達成するために超硬エンドミルの売上を現在の1.7倍、超硬ドリルの売上げを現在の2倍に掲げ、そして今年度には売上高1170億円、営業利益230億円、当期純利益140億円を目指したい。超硬製品の売上と生産を加速させるために設備投資も125億円、とかなり高い水準を継続する。この豊川市に所在する超硬製品のマザー工場である大池工場の無人化比率を高めるとともに自動車・航空機産業向けに差別化製品の増産を整える。本年11月にはJIMTOFも開催されるがAブランド製品を11月のJIMTOF前には大幅に皆様にご紹介できると思っている。また、長期的な視野に基づいて九州・佐賀県に約30億円を投資し、日本ハードメタルが超硬素材の増産を行う。オーエスジー独自の超硬素材戦略を強化し、素材から差別化を図りたい。海外ではメキシコ・レオンに現在第2工場を建設中である。また、ドイツ・ゲッピンゲンの工場拡張も現在進めている。インドではプネとコルカタの新工場2工場が同時に増設する。今年もかなりの設備投資を行う。今年は大変不透明な2016年になろうかと思う。おそらく転換期かな、と内心では思っているが、皆様とのパートナーシップを通じて共に成長していきたい」と述べた。

中田 山善社長
中田 山善社長
 続いて卸売代行店・特約代理店を代表して、中田 繞 山善社長が、「世界はもとより宇宙に羽ばたくオーエスジー様の今年のカレンダーはつなぐ、というテーマだった。人と人、商品から商売へ、そして世界へ繋がっていくということは素晴らしい。昨年の11月にAクラブがスタートされたが、国内でもわれわれが頑張っている。オーエスジー様の海外も繋がっていくんだ、という自負を持ちながら頑張っていきたい。わたしが日頃社内で申し上げていることは、当たり前のことを真剣になってちゃんとやろう、ということ。これがなかなか出来にくいのだが、それぞれ一人一人が、それぞれの会社、一社一社が、それぞれの責任をしっかりと受け持っていくことが大切である」と力強くあいさつをした。

新春を祝って、中田 山善社長、村井正夫 東京山勝専務取締役、矢野茂雄 滝川物産社長、山出谷武俊 山勝商会社長、大沢会長、石川社長による鏡開きが行われた。

乾杯の発声は三橋 誠 テヅカ社長が行った。
宴もたけなわのころ、山下隆蔵 山下機械会長兼社長が中締めを行った。大沢伸朗オーエスジー常務の締めのあいさつのあと、散会した。

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