三菱日立ツールが「アルファボールプレシジョン F ABPF 形用強ねじれ刃形インサート」にグラファイト加工用ダイヤモンドコーテイング材種「HD7010」を追加発売

写真1:「アルファボールプレシジョンF ABPF形」 写真2:「グラファイト加工用強ねじれ刃形インサート『FD7010』」
写真1:「アルファボールプレシジョンF ABPF形」 写真2:「グラファイト加工用強ねじれ刃形インサート『FD7010』」
 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)がこのほど「アルファボールプレシジョン F ABPF 形用強ねじれ刃形インサート」にグラファイト加工用ダイヤモンドコーテイング材種「HD7010」を追加発売した。

 刃先交換式の「アルファ ボールプレシジョンF ABPF 形」は、金型の仕上げ加工用途に向け販売をしており、現在発売している強ねじれ刃形インサートは、高硬度材および不安定加工向けSTタイプ、プラ金型向けSCタイプ、鋳鉄加工向けSFタイプのラインナップをしている。これらの製品群は、「金型の仕上げ精度向上が図れる」と加工現場から高い評価を受けており、このほどグラファイト電極加工用として、強ねじれ刃形の中で最も切れ味のよいSFタイプに、ダイヤモンドコーテイング材種HD7010を組み合わせた新商品を追加発売することになった。既に発売済みの強ねじれ刃形インサートと合わせると、より広い加工用途に対応可能になり、グラファイト電極、高Si アルミニウム、繊維強化プラスチック(FRP)における三次元形状部の中仕上げ、仕上げ加工に威力を発揮する。

特長は以下の通り。

(1)強ねじれ刃形で最も切れ味のよいSFタイプを採用したので、グラファイト電極加工で問題となるコバ欠け、工具のびびりによる仕上げ面精度の低下を抑えることができ、より高能率条件での加工が可能になった。

(2)ダイヤモンドコーテング材種HD7010は、ダイヤモンド専用母材を採用。独自の前処理技術によるアンカー効果により、母材とダイヤモンドコーテイング層の密着性を高め長寿命化を図った。

(3)高Siアルミニウム、繊維強化プラスチック(FRP)の切削加工も可能である。

 価格は20,000円~41,800円(消費税抜)

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