2016年5月分工作機械受注総額は1,043.6億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年5月分の受注実績は以下の通り。
2016年5月分工作機械受注総額は、1,043.6億円(前月比+5.2% 前年同月比Δ24.7%)となった。受注総額は、外需の増加が寄与し、2カ月ぶりの1,000億円超。国内外ともに先行き不透明感等により慎重な動きが継続。
内需は388.6億円(前月比△0.3% 前年同月比△26.5%)で、前月からほぼ横ばいで、2カ月連続の400億円割れ。補助金採択待ちによる停滞感が残るも、底堅い動き。
外需は655.0億円(前月比+8.7% 前年同月比△23.6%)で7カ月連続の600億円超、6カ月ぶりの650億円超。主要3極はすべて前月比増加。
国内需要は政策効果が現れる年後半に期待。一方、為替動向や国内外の経済動向について今後を注視。
5月分内需
388.6億円(前月比△0.3% 前年同月比△26.5%)。
・2カ月連続の400億円割れ。
・前月比2カ月連続減少。前年同月比は4カ月連続減少。
・補助金採択待ちにより様子見続く。
① 一般機械 157.8億円(前月比+3.6% 前年同月比△20.2%)
うち金型 22.6億円(前月比△9.6% 前年同月比△24.4%)
② 自動車 117.5億円(前月比△13.1% 前年同月比△28.6%)
うち部品 88.9億円(前月比+9.1% 前年同月比△31.4%)
③ 電気・精密 30.1億円(前月比+11.8% 前年同月比△37.7%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 22.8億円(前月比+5.4% 前年同月比△20.4%)
5月分外需
655.0億円(前月比+8.7% 前年同月比△23.6%)
・7カ月連続の600億円超。6カ月ぶりの650億円超。
・前月比は2カ月ぶり増加。前年同月比は12カ月連続減少。
・主要3極は前月比すべて増加。外需全体では横ばい圏内の動きが継続。
①ア ジ ア:264.8億円(前月比+15.4% 前年同月比△44.1%)
・東アジア:210.6億円(前月比+18.6% 前年同月比△48.6%)
〈中 国〉166.6億円(前月比+28.5% 前年同月比△52.4%)
・その他アジア54.2億円(前月比+4.4% 前年同月比△14.6%)
〈タ イ〉15.2億円(前月比△6.5% 前年同月比△31.8%)
〈ベトナム〉3.6億円(前月比△18.0% 前年同月比△32.4)
〈イ ン ド〉17.8億円(前月比+3.8% 前年同月比△14.9%)
②欧 州:159.3億円(前月比+0.4% 前年同月比+12.9%)
〈ド イ ツ〉44.9億円(前月比△5.0% 前年同月比△9.1%)
③北 米:223.0億円(前月比+6.8% 前年同月比△3.2%)
〈アメリカ〉171.4億円(前月比+1.0% 前年同月比△14.8%)
〈メキシコ〉 46.3億円(前月比+49.2% 前年同月比+168.1%)