ヤマザキマザックが自動車部品などの量産加工に最適な横形マシニングセンタ 「FF-5000/40」の販売を開始

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)が、このほど、自動車部品などの量産加工に最適な横形マシニングセンタ 「FF-5000/40」の販売を開始した。
6月22日に北京で開催された「中国国際工作機械工具博覧会(CIMES)」に出展し、注目を集めたが、日本では 7月14、15日に美濃加茂製作所のワールドテクノロジーセンタで開催する「MAZAK マスプロマシンフェア」に実機を展示する。

 自動車部品などの量産加工においては、高生産性、高信頼性、高保守性及び自動化ライン対応が機種選定の際の重要な条件として求められていることを受け、同社が開発した「FF-5000/40」は、これらを高次元で実現している。 たとえば、高生産性では同クラス最高レベルの軸送り加速度、高信頼性では故障リスクの少ないダイレクトATC(自動工具交換)方式の採用、高保守性では保守の際に主軸カートリッジや軸カバーなどの主要部品を容易に交換できる構造によりダウンタイムを最小化したことなどが挙げられる。また、自動化ライン対応では、ライン構築が容易な狭い機械幅及びテーブル固定構造を採用した。

 CNC装置は「MAZATROL SmoothC」を搭載し、最新制御技術による高速・高精度な加工制御とシンプル操作キーによる優れた操作性も実現している。 ファナック製CNC装置の搭載も可能である。
 特長は以下の通り。

●高生産性
(1) 同クラス最高レベルの加速度
X、Y、Z軸 : 0.7G、1.0G、1.5G
特にZ軸1.5Gは、連続ドリル穴加工などで時間短縮効果が大きい

(2) 高加減速主軸により非切削時間を短縮
0~12,000rpmの主軸立ち上がり時間は 1.4秒

●高信頼性
(1) ダイレクトATC(自動工具交換)方式により、故障リスクを低減

(2) 駆動系を全て非切削エリアに配置し、切粉の付着・噛み込みによる影響を受けにくい構造

●高保守性
(1) 保守の際に、主軸カートリッジや軸カバーなどの主要部品を容易に交換できる構造により、ダウンタイムを最小化

●自動化ライン対応
(1) 自動化ラインの構築が容易なコンパクトな機械幅 : 1,750mm

(2) 自動化ラインの構築及び変更が容易なテーブル固定構造
同一の機械サイズでB軸テーブル(標準)とA軸テーブル(オプション)が選択可能なので、柔軟に自動化ラインの構築及び変更が可能

仕様

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