黒田精工が高負荷・高周速領域に位置づける新循環方式ボールねじ「AGシリーズ」を新発売

 黒田精工(社長=黒田浩史氏)が、このほど、高負荷・高周速領域に位置づける新循環方式ボールねじ「AGシリーズ」を発売した。新循環方式の開発に合わせてデザインを全面刷新し、ISO 規格・DIN規格サイズに対応した世界標準を採用している。ボールねじに求められるLoad (高負荷)、Compact (コンパクト性)、Rotational Speed (回転速度)の3 点"LCR"にこだわった新製品だ。

 この製品は、樹脂製循環部により静音性に優れ、内部循環方式であるため凹凸のないシンプルなナット胴部を実現。循環部をナット胴部に配置することで、ダブルナット、インテグラルナット、ルブリケーションユニットやワイパー等、多様なご要望にも対応できるシリーズとなっている。
 特長は以下の通り。

■Load (高負荷)
軸外径ごとに採用するボール径を最適にし、コンパクトさを保ちながら十分な動定格荷重を持ち、高負荷に対応することが可能。

■Compact (コンパクト性)
フランジのナットブラケットへの取付け面積を、一般的にコンパクトと言われるDIN
規格品よりも小形化し、フランジ面積を30%コンパクト化(当社チューブタイプ比)したことで顧客の装置を軽量かつ低重心化することが可能。

■Rotational Speed (回転速度)
 新循環方式採用により、DN 値は最高で15 万となった。昨今のモーター回転速度5,000min-1 にも対応できるコンパクトかつ高性能なボールねじ。高い位置決め精度を保ちながら、高周速仕様対応が可能であることから顧客の生産性に大きく貢献する。

 また、同社のルブリケーションユニット”ルブシール”を採用することで、ユーザーの装置を長期メンテナンスフリーとしてアップグレードすることにも貢献する。

 サイズバリエーションは第一弾として軸径φ12、φ15、φ20 の8 タイプを用意している。続いて、φ25、φ32、φ40 までバリエーションを増やしていく。AGシリーズはこのほど受注を開始し、10 月13 日より出荷を開始する。

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