2016年9月分工作機械受注総額は1028.5億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年9月分の受注実績は以下の通り。
2016年9月分工作機械受注総額は、1028.5億円(前月比+4.9% 前年同月比Δ6.3%)となった。受注総額は2カ月ぶりの1,000億円超。年度半期末や、展示会効果等による受注増が寄与。
内需は455.2億円(前月比+5.6% 前年同月比△4.9%)で、年度半期末により2カ月ぶりの450億円超。
外需は573.3億円(前月比+4.4% 前年同月比△7.3%)で、前月からアジアは減少も、北米や欧州で展示会効果もあり増加。3カ月ぶりの550億円超。
海外経済の先行き懸念や円高の定着で慎重な動きが拡がる。展示会効果や各種政策による動きを注視。
9月分内需
455.2億円(前月比+5.6% 前年同月比△4.9%)。
・2カ月ぶりの450億円超。
・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比は8カ月連続減少。
・年度半期末効果により増加。補助金効果は前月でほぼ終了。
① 一般機械 189.3億円(前月比+6.7% 前年同月比+3.0%)
うち金型 24.9億円(前月比+10.6% 前年同月比△3.4%)
② 自動車 141.1億円(前月比+15.7% 前年同月比△11.7%)
うち部品 91.4億円(前月比+18.7% 前年同月比△18.4%)
③ 電気・精密 38.7億円(前月比+8.3% 前年同月比+6.3%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 24.9億円(前月比△29.9% 前年同月比△11.7%)
9月分外需
873.3億円(前月比+4.4% 前年同月比△7.3%)
・3カ月ぶりの550億円超。
・前月比は2カ月連続増加。前年同月比は16カ月連続減少。
・引き続き慎重な動きが継続する中、北米・欧州は点字化以降かなどで前月比増加。
①ア ジ ア:227.7億円(前月比△3.4% 前年同月比△20.3%)
・東アジア:157.2億円(前月比+1.5% 前年同月比△28.1%)
〈中 国〉113.6億円(前月比+6.8% 前年同月比△30.3%)
・その他アジア70.6億円(前月比△12.8% 前年同月比+5.4%)
〈タ イ〉27.3億円(前月比+10.6% 前年同月比+31.1%)
〈ベトナム〉8.9億円(前月比+36.1% 前年同月比+88.0%)
〈イ ン ド〉17.8億円(前月比△32.3% 前年同月比Δ33.6%)
②欧 州:131.6億円(前月比+7.8% 前年同月比△3.7%)
〈ド イ ツ〉45.5億円(前月比+65.4% 前年同月比+17.3%)
③北 米:208.1億円(前月比+13.0% 前年同月比+14.9%)
〈アメリカ〉183.8億円(前月比+13.2% 前年同月比+11.6%)
〈メキシコ〉 11.6億円(前月比Δ27.2% 前年同月比+23.5%)