ダイジェット工業から「エクストリームダイメイト」が登場!
2016年10月30日
ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、エネルギーや航空機産業などのタービンブレード加工で使用される丸駒チップのラジアスカッタで、現在のチップ片面使用タイプに比べ2倍のコーナ数を持つ、チップ両面使用可能な難削材加工用工具「エクストリームダイメイト」を開発した。この工具は、(マルテンサイト系)ステンレス鋼、耐熱合金などの平面加工、曲面加工、ポケット加工に威力を発揮する。
エクストリームダイメイトEXTDM/MTX形の特長
●独自のヘリカル切れ刃により切れ味と刃先強度を兼ね備えた、タービンブレード加工
に最適の丸駒チップを使用
●チップは両面使用可能で8コーナと従来品比2倍、加えて黒皮級のため非常に経済的
●独自のチップ回り止め機構を採用。チップ拘束面がクサビ形状のため、外周と座面が確実に本体に固定され、使用時のチップ動きや浮き上がりを防止し安定加工が行える
●チップ材種には、耐欠損性と耐熱衝撃性に優れたPVDコーティング材種JC7560をさらに進化させた「JC7560P」を採用し、難削材でも長寿命化を実現
●刃先諸元は加工時のびびりを抑制する不等分割を採用
●本体は高剛性「Gボディ」を採用、ク-ラント穴付きで確実に刃先を冷却
標準価格は、本体φ32:35,200円~φ66:65,300円、チップ1,420円。