超硬工具協会環境調和製品の最高ランク星三つに認定! ダイジヱット工業の高能率加工用工具が凄い!
2011年08月02日
高能率に加工することと工具の集約で加工現場のコストダウンの提案をしているダイジヱット工業(社長=生悦住 歩氏、本社:大阪市平野区)のヘッド交換式工具が好評だ。
同社のモジュラーヘッド用オール超硬シャンクアーバ『頑固一徹』との組み合わせで、突き出しの長い加工でもびびりを抑制し、鋼本体に比べ2~3倍の高能率加工を実現する。
「びびりを抑制するので、高速でありながら品質のよい加工を実行すると現場では評判のようです。使ってもらっているところはリピーターが多いことからも分かるとおり、この魅力を知るとやめられなくなるようです」と話す同社営業企画部の田渕 繁課長。
「弊社の従来品と比較し、チップ厚みを暑くし、チップ強度を最大68%アップしました。また、材種には耐欠損性に優れた新材種“JC8050”と汎用性が高く、生材から焼入れ鋼、難削材料まで対応可能な新材種“JC5118”もラインナップしました」
と、話すのは木村 聡課長代理。
同社のモジュラーヘッド用オール超硬シャンクアーバ『頑固一徹』との組み合わせで、突き出しの長い加工でもびびりを抑制し、鋼本体に比べ2~3倍の高能率加工を実現する。
「びびりを抑制するので、高速でありながら品質のよい加工を実行すると現場では評判のようです。使ってもらっているところはリピーターが多いことからも分かるとおり、この魅力を知るとやめられなくなるようです」と話す同社営業企画部の田渕 繁課長。
工具寿命を延ばす秘訣のひとつに高剛性かつ耐久性に優れる『G-Body(ジー・ボディ)』がある。この製品は耐熱性に優れた強靭性鋼+表面のGN処理により、表面硬さ65HRC以上と高硬度かつ熱変位に強く、本体耐久性や工具寿命を従来他社製品比30%以上アップしている。『頑固一徹』ともども切れ味と強度を備えた高能率加工用工具だが、環境に配慮した製品であることにも注目したい。
『頑固一徹』と『G-Body』は、タングステンの使用量を減らしつつも、優れた防振効果による高能率加工とチップの超寿命を実現している。原料粉末の調製から最終製品まで一貫して社内生産を行っている同社ならではの強みであろう。また、これらの生産活動が認められ、超硬工具協会環境調和製品の最高ランク“星三つ”に認定されている。
効率的生産と環境に調和した工具
超硬工具協会環境調和製品とは、地球環境に配慮し、持続的に発展するために環境負荷の少ない資材を調達し、効率的生産を追及して、環境に調和した製品を製造・販売する活動を推進している超硬工具協会が、企業の健全な発展に寄与するとともに超硬工具業界の社会的責任を果たして行くことを目的として設けたものである。新製品(発売から1 年以内のもの)を開発コンセプトと企業の環境活動を評価して、環境に配慮したと認められたものに環境マークが与えられる。評価の主な項目だが、開発コンセプトは製品の長寿命、顧客の環境負荷低減であり、企業の環境活動では調達、製造、リサイクルなど。製品開発段階から素材、調達、製造、販売、物流、廃棄、再研磨、回収など工具のライフサイクル(LCA)を考える企業活動が環境保全活動に結びつくとしている。 今回、超硬工具協会環境調和製品に認定された、切れ味と強度を備えた高能率加工用工具『スーパーダイメイトモジュラーヘッド』だが、この製品は、強度に優れたチップ形状が特長。「弊社の従来品と比較し、チップ厚みを暑くし、チップ強度を最大68%アップしました。また、材種には耐欠損性に優れた新材種“JC8050”と汎用性が高く、生材から焼入れ鋼、難削材料まで対応可能な新材種“JC5118”もラインナップしました」
と、話すのは木村 聡課長代理。
今年は営業の面からもマーケティングリサーチを徹底するとしている。
「今期は攻めの姿勢でいくとして、組織も変更しました。たしかに国内市場は縮小していますが、ここで縮んではいけない。われわれにとっては勝負の年です」(田渕氏・木村氏)
工具メーカーであり、素材メーカーでもあるダイジヱット工業の切削工具は被削材を選ばない。加工現場の悩みに万全に対応していくという姿勢だ。