難削材加工対応、高剛性大型立形マシニングセンタ「NVX7000」登場!

森精機製作所は、高精度立形マシニングセンタ「NVX7000」の販売を開始する。
「NVX7000」はNVXシリーズ待望の大型立形マシニングセンタ。テーブルサイズ1,700 mm×760 mm、Y軸移動量760 mmのNVX7000を市場へ投入し、ラインアップを拡充している。
特長は以下のとおり。


高精度
ボールねじの軸心冷却を標準採用し、さらにZ軸送り箱の冷却を行うことで、高精度加工を可能にしている。加工精度は従来機より70%アップした真円度1.9 µmを実現。さらに高精度な加工を追求するため、「多系統高精度オイルコントローラ」をオプションで用意している。機械上の複数の熱源に対して、個別に最適な温度の冷却オイルを流すことで、理想的な熱変位抑制を行う。

高剛性
切削加重を常に受けるY軸中央の摺動面を従来機比2.4倍に拡げ、さらに剛性を高めている。加えて主軸軸受内径はクラス最大のφ120 mm*1。その結果、重切削能力が20%向上した。重切削加工から高精度加工まで、あらゆる加工を行うのに十分な剛性を持っている。

高速
Z軸方向の微細な送りを繰り返す金型加工など、様々なシチュエーションで使われることを想定し、早送り速度と加減速のバランスを考慮。その結果、Z軸加速度を従来機に比べ2倍にアップすることで、より高速な送りを実現、サイクルタイムを短縮した。

信頼性
NVX7000の主軸は、高圧クーラントの多用を考慮してラビリンス構造を高度化、主軸内にクーラントが浸入しない構造。チップコンベヤは万能機外チップコンベヤを標準オプションで準備した。短い切りくずから長い切りくずまで、種類を選ばず確実に機外へ搬出する。切りくずに起因する様々なトラブルを削減する信頼性の高いチップコンベヤである。

豊富な仕様
40番テーパ仕様には主軸回転速度20,000 min-1の高速仕様の主軸を、50番テーパ仕様には高速仕様に加えて、高トルク仕様の主軸を用意し、現場のニーズに合わせた主軸を選べる。また森精機製のロータリテーブル、「DDRT(ダイレクトドライブ方式ロータリテーブル)」シリーズが搭載可能。付加1軸仕様のDDRT、または付加2軸仕様の5AX-DDRTを搭載することで、同時4軸、5軸制御を必要とする複雑形状ワークの加工も可能となる。

MAPPS IV+ESPRIT
操作パネルには新型高性能オペレーティングシステム「MAPPS Ⅳ」を搭載。対話型自動プログラミング機能に加えて、CAMソフトウェア「ESPRIT」のライセンス付属の仕様も用意している。機械とネットワーク接続されたパソコンで難易度の高い加工プログラムの作成が可能であり、機械の遠隔保守や稼働状況の確認が可能なMORI-NETを標準装備している。

定価は 23,100,000円 (NVX7000/50) (F0iMD)。生産台数は10台/月。

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