日立建機が「ZW250-6 」ホイールローダを発売 ~オフロード法2014 年基準に適合~
日立建機(社長=辻本雄一氏)が、新型ホイールローダZW-6 シリーズの「ZW250-6」(標準バケット容量3.7m3、運転質量19,890kg)の販売をこのほど開始した。
「ZW250-6」 は、特定特殊自動車(オフロード法)排出ガス2014 年基準に適合したホイールローダで、従来機(ZW250-5B)の良さを踏襲しながらも、経済性、作業性能、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められる点を改良し、ユーザーニーズに応えている。
販売目標は、国内向けに年間50 台の見込み。
主な特長は以下の通り。
1.時代にマッチした環境性能
・特定特殊自動車(オフロード法)2014 年基準に適合。
・国土交通省低騒音型建設機械指定機。
・2020 年燃費基準 100%達成建設機械(申請予定)。
2.燃料消費量の低減
・車両状態を瞬時に判断し、無駄なアクセルの踏みすぎを補正するアクティブエンジンコントロールの進化、高効率エンジン、ロックアップトルクコンバータの採用により、作業量は従来機(ZW250-5B)と同等のまま、燃料消費量を4%低減。
3.DPF レスの排出ガス後処理技術
・排出ガス後処理装置にDPF 清掃、交換によるメンテナンス費用が発生しないDPF レス排出ガス後処理システムの「尿素SCR システム」を採用。
4.快適な運転空間
・車体の揺れによる荷こぼれ抑制、オペレータの疲労低減のため、以下の機構を標準装備。
-車速感応型ライドコントロールシステム -リフトアームソフトストップ制御
-車速感応型クラッチカットオフ制御 -エアサスペンションシート
・各種車両状態や車両後方の映像を表示する7 インチカラーモニタを標準装備。
・指先で操作可能なショートストロークレバーを標準装備。
・乗降時にステアリングホイールを跳ね上げるポップアップステアリングを採用。
5.車両トラブルを未然に防ぐ充実の装備と高いメンテナンス性
・内蔵型プレクリーナを標準装備し、エンジンエアフィルタのメンテナンスインターバルを延長。
・設定した間隔で自動的にファンを逆回転させ、ラジエータに堆積したダストを排出する、温度感応型油圧クーリングファンを採用。
・エアクリーナーの交換間隔をさらに延長する、サイクロン式プレクリーナ、ワイドフィンピッチラジエータ、エアコンダブル外気フィルタをオプション設定。
・大きなゴミによるラジエータ目詰まりを抑制するラジエータダストスクリーンをオプション設定。
6.ConSite
・「Global e-Service」に加え、サポートプログラム「ConSite(コンサイト)」を用意。
パワートレインを含む無償延長保証、無償メンテナンスが付帯。
・希望する顧客には、データレポート、有償延長保証、VALUE PACK Five の各種有償サービスを用意しており、ニーズに合わせた幅広い提案が可能。