DMG MORIが1月1日に先端技術研究センターを設立
DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が、2017年1月1日に先端技術研究センターを設立した。
同社では、IoT、インダストリー4.0、人工知能ロボット、COP22による脱炭素、電気自動車(EV)、自動運転、フィンテック(ブロックチェーン)、シェアーエコノミーと、“既に起きている未来”は、2020年以降の世界では社会や産業に当たり前のように、広く実装され、デジタル革命は新たなステージに到達することが予想されることを背景に、新しく開設する先端技術研究センターは、上記の変革を主導する人材を集積し、同社がその時代に求められる顧客価値と社会的価値を創成し、顧客に提供する人材の育成の場としての役目を担う。
同社では、「今後、働き方も現在とは大きく異なるスタイルになっている。人・情報の多様なネットワークを形成し、個人の自己実現と企業の成長が相乗する、新しい働き方の試行の場でもある。さらに、関東地区をはじめとする優秀な学生の先端技術に関する研鑽の場所となるよう、長期のインターンシップを積極的に受け入れることで、優秀な人材を発掘し、育成・支援する。したがってこの先端技術研究センターは、“企業内大学院”の創設も意味している」としており、研究センターのセンター長には、松島 克守(元)東京大学工学系研究科・技術経営戦略学専攻教授(東京大学名誉教授)が就任頂する。東京大学・大学院の教育水準での研究指導により、先端技術の分野に卓越した高度専門技術社員を育成するのが狙い。
<先端技術研究センター概要>
所在地 :東京都江東区潮見2-3-23
DMG森精機株式会社 東京グローバルヘッドクォータ内
設 立 : 2017年1月1日
センター長: 松島克守(東京大学名誉教授)
研究員 : 社内若手、社外専門家若干名でスタートし、人材獲得により増強する。
その他 :長期インターン参加者には、奨学金最高限度額まで支給し、研究に専念してもらう。