ジェイテクトが既存設備にアドオンで接続可能な新製品「JTEKT-LINK」を今春より販売! 同時期にエッジ型解析モジュール「TOYOPUC-AAA」も工作機械全機種に搭載開始!
ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)が、既存設備にアドオンで接続可能な新製品「JTEKT-LINK」を今春より販売を開始する。また、同時期にエッジ型解析モジュール「TOYOPUC-AAA」も工作機械全機種に搭載を開始する。
既存設備にアドオンで接続可能な新製品「JTEKT-LINK」とは
この製品は、他社製の設備も含めた既存設備間を簡単につなげたり、設備のデータを収集・蓄積・解析を可能とするパッケージ。従来は、同社のスタッフが顧客の設備に設置していたが、この「JTEKT-LINK」は顧客側が独自で設置し、既存設備をコストミニマムかつ簡単に改造でき、同社が提案するIoE ソリューションのうち、「つながるソリューション」、「バリューソリューション」を実現できる。
●TOYOPUC-Plus を搭載した JTEKT-LINK の特長
(1)新旧、制御機器メーカ問わず、既存の設備につながる
デファクトスタンダードなネットワークをはじめ各種ネットワークに広く対応。
(Ethernet/IP(※ 1 ),CC-Link(※ 2 ),PROFINET(※ 3),EtherCAT(※ 4 )他)
I/O 接続も可能なのでネットワークのない古い設備もつながることができる。
※1: Ethernet/IP はODVA の商標。
※2: CC-Link は三菱電機株式会社の登録商標。
※3: PROFINET はプロフィバス協会の登録商標。
※4: EtherCAT はBeckhoff Automation GmbH.の登録商標。
(2)既存の制御盤に手を加えることなく、設備の空きスペースにアドオンできる
●TOYOPUC-AAA を搭載した JTEKT-LINK の特徴
(1)データの蓄積と解析を手軽に実現
工作機械のCNC 装置に接続することで、そこから得る各種データを蓄積し、表示・解析する機能を備えているため、特別なソフトは必要なく、顧客が簡単な設定で必要なデータを蓄積・解析し活用することができる。
(2) エッジ型によるリアルタイム解析
人や設備に一番近い環境でデータの蓄積・解析を可能とするエッジコンピューティングにより、通信負荷を軽減し、リアルタイムで解析を行う。
(3)オープンプラットフォーム
データを収集・蓄積・解析するための機能と必要十分なメモリ容量を搭載。顧客が簡単に判定出力できる機能や、アプリケーションソフトウェアを簡単に組み込むことが可能。
価格
・JTEKT-LINK(TOYOPUC-Plus 搭載版)導入パッケージ一式 20 万円
・JTEKT-LINK(TOYOPUC-AAA 搭載版)導入パッケージ一式 41 万円
エッジ型解析モジュール「TOYOPUC-AAA」2017 年春より工作機械全機種に搭載開始!
生産設備に接続しデータ収集・蓄積・解析を行うことが可能なオープンプラットフォームモジュール「TOYOPUC-AAA」を、2017 年春よりTOYODA ブランド工作機械全機種に標準搭載を開始する。この製品の特長は以下の通り。
(1)データの蓄積と解析を手軽に実現
工作機械のCNC 装置に接続することで、そこから得られる各種データを蓄積し、表示・解析する機能を備えているため、特別なソフトは必要なく、簡単な設定で顧客が必要なデータを蓄積・解析し活用することができる。
(2) エッジ型によるリアルタイム解析
人や設備に一番近い環境でデータの蓄積・解析を可能とするエッジコンピューティングにより、通信負荷を軽減し、高速な処理が可能となりリアルタイムで解析を行う。
(3) オープンプラットフォーム
データを収集・蓄積・解析するための機能と必要十分なメモリ容量を搭載。顧客が簡単に判定出力できる機能や、アプリケーションソフトウェアを簡単に組み込むことも可能。
(4)アプリケーションパッケージ
今後、顧客の様々なニーズに合ったアプリケーションパッケージを順次開発・発売する。