2017年2月分工作機械受注総額は1112.2億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2017年2月分の受注実績は以下の通り。
2017年2月分工作機械受注総額は、1112.2億円(前月比△7.2% 前年同月比+9.1%)となった。受注総額は4カ月連続の1,000億円超。前年同月比は3カ月連続増加。アジアのスポット受注もあり、2カ月ブリの1100億円超。
内需は405.4億円(前月比+7.4% 前年同月比+4.2%)で、2カ月ぶりの400億超。補助金待ちなどにより力強さに欠けるも、底堅く推移。
外需は706.8億円(前月比+7.1% 前年同月比+12.1%)で、主要3極はすべて前月比増加し、19カ月ぶりの700億円超。中国でEMS関連のスポット受注。
国内外ともに慎重な動きが継続するも、緩やかながら回復の兆し。今後のEMS特需の動向や各種政策に関連する動きを注視。
2月分内需
405.4億円(前月比+7.4% 前年同月比+4.2%)。
・2カ月ぶりの400億円超。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比は2カ月ぶり増加。
・自動車は減少するも一般機械などが増加し、内需総額は前月から増加。
① 一般機械 170.0億円(前月比+25.4% 前年同月比+23.4%)
うち金型 23.4億円(前月比+51.4% 前年同月比+13.3%)
② 自動車 111.2億円(前月比△17.5% 前年同月比△21.8%)
うち部品 84.7億円(前月比△9.8% 前年同月比△17.9%)
③ 電気・精密 39.7億円(前月比+3.5% 前年同月比+24.1%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 18.2億円(前月比+8.7% 前年同月比△28.5%)
2月分外需
706.8億円(前月比+7.1% 前年同月比+12.1%)
・19カ月ぶりの700億円超。
・前月比4カ月連続増加、前年同月比3カ月連続増加。
・主要3極はすべて前月比増加。アジアではEMS関連のスポット受注が発現。
①ア ジ ア:334.7億円(前月比+2.4% 前年同月比+31.1%)
・東アジア:279.7億円(前月比+3.5% 前年同月比+41.2%)
〈韓国〉29.3億円(前月比△12.5% 前年同月比+8.0%)
〈中 国〉237.4億円(前月比+14.7% 前年同月比+55.5%)
・その他アジア55.0億円(前月比△3.2% 前年同月比△3.8%)
〈タ イ〉15.4億円(前月比+3.1% 前年同月比+11.3%)
〈イ ン ド〉16.8億円(前月比△6.8% 前年同月比Δ32.9%)
②欧 州:153.9億円(前月比+6.0% 前年同月比△8.3%)
〈ド イ ツ〉41.6億円(前月比+65.6% 前年同月比+8.4%)
〈フランス〉27.3億円(前月比+18.4% 前年同月比+57.2)
③北 米:207.6億円(前月比+23.5% 前年同月比+3.8%)
〈アメリカ〉180.5億円(前月比+23.8% 前年同月比+2.9%)
〈メキシコ〉 15.8億円(前月比+3.3% 前年同月比+11.8%)