「“Kenkijin スピリット”を発揮してほしい」日立建機 平野 耕太郎 社長訓示(要旨)

 日立建機(社長=平野耕太郎氏)が、 4 月3 日に 入社式を行った。
 社長訓示(要旨)は以下の通り。

 ① 日立建機グループが、グローバル競争の中で勝ち残っていくためには、本年度からスタートする新中期経営計画に基づき、全従業員の力を結集して成長戦略と構造改革に取り組み、持続的に業績を確保し得る高収益体質への変革を成し遂げなければならない。そのような状況下、前向きな気持ちをもって、まずはしっかりと基礎を身に付け、一日も早く当社発展の頼もしい担い手として活躍してほしい。

 ② 何ごとにも基本があるように、仕事にも基本がある。基本がなければ、必要な技術や知識を体系立てて身に付けることができず、将来の成長は望めない。それに加え、行動に移す際に、それが本質的に正しいことなのか、自分のためだけではなく、周りの人のためになるのか、社会のためになるのかを常に考え、社会人としての義務と責任を果たし、良識ある人間として正しい道を歩んでもらいたい。

 ③ お客さまを第一に考え、お客さまのニーズや困りごとに対し、自由な発想で知恵を出し、常にスピード感をもって対応すること。刻々と変化する事業環境に先んじて対応していくためには、日頃より感性を研ぎ澄まして世の中の動きを敏感に感じ取るとともに、表面的な事象に囚われず、物事の本質を的確に捉える力を養ってほしい。

 ④ 国際的な視野を持って、語学力や異文化への適応力をしっかりと身につけてもらうとともに、プロ意識を持って、常に新しいものを吸収しようする前向きな姿勢を持つこと。配属先で、必要な知識や技術、技能を習得し、一日も早く「プロフェッショナル」としてグローバルに通用する人間になれるよう取り組んでもらいたい。

⑤日立建機の社員として第一歩を踏み出すにあたり、先輩たちが築いてきた「Kenkijin スピリット」を貫く3 つの思想である「Challenge(チャレンジ精神)」、「Customer(個客志向)」、「Communication(風通しの良さ)」を十分理解し、身に付け、遺憾なく発揮して、積極的に活躍してほしい。


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